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今季2勝目を狙う小祝さくらが2打差6位に浮上 ルーキーだった2018年大会以来のコースに「時は早い」

2022年覇者の小祝さくらが6位タイで第2ラウンドを終えた。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年5月25日 08時00分

<リゾートトラストレディス 2日目◇24日◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

17位タイから出た小祝さくらが7バーディ・2ボギーの「67」で回り、首位と2打差の6位タイに浮上した。インから出て、出だしの10番パー5でバーディを奪う幸先のいいスタートを切り、12番パー4からは3連続バーディ。直後の15番からはティショットをラフに入れて2連続ボギーとしたが、3㍍を沈めた18番パー4で態勢を整え、後半は3番パー4で残り104ヤードの2打目、続く4番パー3は7番アイアンを握ったティショットを、ともにピンそば1メートルにつけて会心のバーディを奪った。

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「ショットが良くなって、たくさんいいところにつけられた。初日は9番アイアンやピッチングウェッジのつかまりがすごくてボギーになってしまったので、きょうはストレート気味の球を打つようにしたら良くなりました」

2017年のプロテストに一発合格し、翌年からツアーに本格参戦した。その年以来となる関西GCでの大会。今回出場した120人のうち6年前を知っているのは約3分の1の44人だが、そのうちの一人は「もう中堅なんだなって感じます。時は早い」としみじみと話した。6年前の大会は岡山絵里がプレーオフで勝みなみを退けて、ツアー初優勝。「地味に残っていました」と37位タイだった小祝は「みなみちゃんのプレーオフを待っていました。6年も経ったわりにはコースも意外と覚えていたし、クラブハウスや練習グリーンの感じも覚えていましたね」と振り返る。

6年前はツアールーキーだった1998年度生まれの黄金世代も、女子ゴルフの屋台骨を支える一大勢力となって久しい。優勝経験者は世代別では最多の15人で、計46勝。まさに黄金の名にふさわしいが、その中でも3月の「ヤマハレディース葛城」で10勝に一番乗りした26歳に今季2勝目のチャンスが巡ってきた。

週明けには、日本勢トップの20位に入った2022年以来、2年ぶり3度目の出場となる「全米女子オープン」に向けて出発する。「今はすごく楽しみ。向こうに行って時差ほけとかで楽しめなくなるかもしれないけど」。この大会は山梨開催だった2年前に優勝し、翌週の「全米女子オープン」につなげた。目指すは、その再現。今年も気持ちよくメジャーに乗り込みたい。(文・臼杵孝志)

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