ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

“87%”高精度ショットで黄金世代12人目の優勝へ 吉本ひかるは不振乗り越え成長「あの時は勢いだけでやっていた」

ついに最終ラウンド。吉本ひかるが念願のツアー初優勝をつかみにかかる。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年3月12日 08時21分

ツアー初Vなるか。吉本ひかるが運命の最終日へ
ツアー初Vなるか。吉本ひかるが運命の最終日へ (撮影:鈴木祥)

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 3日目◇11日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

初優勝がかかる吉本ひかるが、2位に2打差をつけるトータル16アンダー・単独トップで最終日に入る。ここまでの3日間で叩いたボギーは、初日の13番パー4で打った1つのみ。2日間をボギーフリーで終え、悲願に王手をかけた。

この活躍をけん引しているのが、本人も「安定している」と話すショット。18ホールのパーオン数は初日は12回だったが、2日目は18回と100%を記録。3日目も17ホールでグリーンをとらえ、ここまで率にして87.03%を記録している。さらにただ乗せるだけでなく、それがピンにも絡んでいる。3日目はスタートホールの1番パー4で2打目を3メートルにつけそれを決めるなど、7つ奪ったバーディはすべて4メートル以内から決めたもの。さらに2番パー3では、「あそこで流れを切らさなかったのは大きかった」という上からの1.5メートルを沈めパーセーブするなど、パットもしっかりとかみ合っている。

吉本の最終日最終組入りは、昨年8月に2位になった「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」以来で、自身6度目。これまで跳ね返されてきた初優勝に、再び高知で挑戦することになる。「バーディ合戦だと思うので、バーディをいっぱい獲らないといけない。60台を目指して頑張りたいです」と意気込む。

2019年に初シードを獲得。しかし翌年からはドライバーが曲がり、飛距離も大きく落ちる極度の不振に陥いり、シードを喪失した。ただ前述したNEC軽井沢あたりから復調の手ごたえを感じとっており、今は「不安はない」と自信をしっかりと回復するまでに至った。オフのトレーニング効果で、飛距離も10ヤードほどアップしている。

19年には優勝争いにも何度か顔を出していたが、「あの時は勢いだけでやっていた」と振り返る。しかし苦しんだ2年半の時間は、成長にもつながった。「いろいろと経験し、いろいろなことを考えながらゴルフをやってきた。この3日間ピンチがなかったけど、最終日はあると思う。それでもしっかりバーディを獲れるようにやっていきたい」と地に足をつけたプレーを心がける。

「(優勝を)意識しながら、どれだけ自分のプレーに集中できるか。(ここまで)落ち着いて、自分がやることだけを決めてそれができていた。しっかりやれば優勝できるはず」。まっすぐ勝利を見据えながらの18ホール。畑岡奈紗、勝みなみ、渋野日向子ら精鋭がそろう黄金世代は、これまで11人のツアー優勝を輩出している。そこに加わるための下準備は整っている。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    開催前
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト