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400ヤード超のパー4が3カ所“追加” 古江彩佳はパーを拾って上位維持「チャンスを増やしたい」

連日の60台をマークした古江彩佳。決勝ラウンド進出を決めた。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年10月3日 15時00分

スポット参戦の古江彩佳が上位をキープした
スポット参戦の古江彩佳が上位をキープした (撮影:福田文平)

<日本女子オープン 2日目◇3日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

地元開催のメジャー大会で、今季の日本ツアー初戦を迎えている古江彩佳は、4バーディ・1ボギーの「69」で、スコアをトータル7アンダーまで伸ばした。午前組が終わった時点で、しっかりとトップ10圏内をキープ。海外メジャーを制した実力者が、虎視眈々と最上位を狙っている。

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10番からスタートし、最初は耐える展開。ようやくバーディが来たのが3メートルを沈めた15番だった。「最初、なかなかチャンスにつかなかったのは仕方ないけど、もう少しバーディが取れていれば」。続く16番では残り116ヤードからの2打目を60センチにつけるベタピンショットで連続バーディを奪ったが、18番でボギーを叩くなど「しのぐ」時間が続いた。

その18番は、第2ラウンドは493ヤードと短いティに設定されたパー5とあって、「2打目のラフからバンカーに入れたのがもったいなかった。池のプレッシャーに負けた」と悔しそう。それでも後半に2つのバーディを奪い、上位は維持した。

この2日間を振り返ると、「ボチボチです」と、おなじみの切り返しでニッコリ。今季、課題に挙げることも多かったパターに関しても、「まだショートする場面もあるけど、きのうよりはマシ」と上向きを感じられる。

なにより地元選手として受ける歓声が、気持ちを高める。「流れを作りづらいところがあったけど、応援のおかげで頑張れました」と、ギャラリーへの感謝も忘れない。「自信を持っていける部分も増えている。ティショットもセカンドショットも」。引き続き期待に応えるプレーを見せていきたい。

日替わりティのホールが8カ所ある大会で、この日は、423ヤードの4番、442ヤードの5番、429ヤードの13番と400ヤード超のパー4が3カ所、用意された。13番はバンカーからパーセーブ。ともにパーオンできなかった4番、5番もしっかりとスコアを守った。「難しかった」とも話すが、シビアになったピン位置のなかでも、安定したプレーだったといえる。

「ショートするパットは悔しいので、できるだけトライしてチャンスを増やしたい。ショットは自信を持って」。9度目の出場となる日本女子オープンで、昨年出した最高位4位を上回る成績、そして日米メジャー制覇を目指す戦いは続く。(文・間宮輝憲)

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