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日本女子OPでルーキー水木春花とアマ菊田ひなが“黄杭”での処置を誤り失格 本人からの連絡で判明

ルーキーの水木春花とアマチュアの菊田ひなが、第2ラウンドスタート前に失格となった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年10月3日 11時09分

第2ラウンド前に失格処分を受けた水木春花
第2ラウンド前に失格処分を受けた水木春花 (撮影:福田文平)

<日本女子オープン 2日目◇3日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>

第1ラウンドの17番ホール(パー3)における処置のミスで、ルーキーの水木春花とアマチュアの菊田ひなが、第2ラウンド前に失格になった。

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問題になったのは、池越えでグリーンを狙うホールでの、水木と菊田のイエローペナルティエリアの処置。2人のティショットは、一度は池を越えたものの、その後イエローペナルティエリアの池に転がり落ちた。

本来であれば、ここで規則17.1『ペルティーエリアの球の選択肢』に基づき、1罰打で元の位置に戻る『ストロークと距離の救済』か、後方線上の救済、もしくはローカルルールに基づくドロップゾーンからプレーのいずれかになる。しかし両選手は、レッドペナルティエリアで行うラテラル救済(基点からホールに近づかずに2クラブレングス以内の範囲にボールをドロップ)の処置をとり、これが誤所からのプレーと認められた。

通常であれば、処置のミスがあった場合、2罰打を受けて競技を続行する必要があるが、2人はその場で訂正せず、以降もラウンドを続行。規則14.7『誤所からプレーすること』に則り、18番ホールのティショットをプレーした時点で失格になった。正しい救済場所と誤所からプレーした場合の比較をしたうえ、距離的に大きな利益を得ることや、再度、ペナルティエリアである池を越えなければいけない挑戦性を失っていることから、これが『重大な違反』と認められた。

この事実はラウンドが行われた日の夜に、水木から処置を間違えたかもしれないという旨の連絡が大会本部にあり発覚。その時に同組の選手も同じ処置をしたという証言もあったため、翌朝、両選手にコースで事情を確認したうえで、裁定が決まった。水木はトータル4オーバーの108位タイ、菊田は5オーバーの111位タイで第1ラウンドを終えていたが、スコアなどの記録は無効となる。

またこの失格に伴い、第2ラウンドの第38組がひとりでプレーすることになったため、組み合わせ変更も行われた。1組前だったアマチュアの小田祐夕が、第38組に入った。

『重大な違反』
ストロークプレーで、誤所からのプレーが正しい場所から行われるストロークと比較し、プレーヤーに著しい利益を与える可能性がある場合。重大な違反があったかどうかを決めるための比較をする場合、考慮に入れる要素には次のものを含む:
・そのストロークの難易度
・球からホールまでの距離
・プレーの線上にある邪魔な物の影響
・ストロークに影響を及ぼす状態
重大な違反の概念はマッチプレーには適用しない。なぜなら、プレーヤーが誤所からプレーした場合、そのプレーヤーはそのホールの負けとなるからである。

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