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ジャンボ“同門対決”で涙… 小林夢果は最多17バーディもV逸

14番で痛恨ダボ。小林夢果は涙の敗戦を喫した。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年4月20日 17時58分

<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇20日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6565ヤード・パー72>

3日間で誰よりも多い、17バーディを奪った。それでも、初優勝には3打届かなかった。賞金50万円の「最多バーディ賞」を獲得して、出席した18番グリーンでの表彰式。小林夢果はまぶしそうに優勝した佐久間朱莉を見つめた。

【写真】表彰式では笑顔だったが…

首位と1打差の2位から出た最終日。3連続バーディを決めた11番では首位タイに躍り出た。「いい感じだったんですけど、そこからなかなかうまくいかなかった。流れに乗れませんでした」。表彰式ではこらえていた涙が、言葉を発するたびにあふれた。

ともに尾崎将司を師と仰ぐ佐久間との同門対決。分岐点は、首位に並んで迎えた14番パー4だった。フェアウェイからの残り107ヤードの2打目をグリーン手前のバンカーに入れ、さらにそこから“ホームラン”。まさかのミスが連鎖した4オン2パットのダブルボキーだった。同じくピンチだった佐久間は6メートルのパーパットを沈め、その差は一気に2打に広がった。

「2打目は気がつかなかったけど、ちょっとディボット跡があって、ハーフショットでミスしてしまいました。バンカーは自分が思っていたよりも砂が薄くて、ああいう結果になってしまいました」

起死回生のイーグルを狙った最終18番パー5も、ティショットを左ラフに入れて、万事休した。「つま先下がりで、左足下がり。2オンは狙いたくても、狙えなかった。悔いが残るドライバーショットになりました」。最後は消沈のボギーでトータル8アンダーの3位。手が届きかけた初Vは遠かった。

2022年のツアーデビューから45試合目での頂点は逃したが、勝つために何が必要かは骨身に染みてわかった。「足りないのは100ヤード以内です」。優勝は悔しい経験の積み重ねの先にある。プロ4年目の21歳はまた一歩、その瞬間に近づいた。(文・臼杵孝志)

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