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“キャディの勘違い”で2罰打、さらに棄権… 今季初戦の野村敏京にトラブル

米国女子ツアーはハワイでの一戦が行われている。日本勢は8人が出場。野村敏京は2日目途中に棄権した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年4月14日 08時45分

<ロッテ選手権 2日目◇13日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6603ヤード・パー72>

かつて長年拠点にしていたハワイで昨年9月以来の試合に臨んだ野村敏京だったが、故障を理由に第2ラウンドの前半終了後に棄権した。

1オーバー・58位タイと予選通過圏内で今季初戦の第1ラウンドを終えていたが、その翌日、前半の最終ホールとなる18番に向かう際、思わず顔をしかめてしまう言葉を耳にした。「2罰打」。なぜそんなペナルティがくだされたのか?

競技委員の話をまとめると、こうだ。午前7時に10番からスタートする予定でティに立っていた野村だったが、キャディが1番ティからの開始と勘違いしていたことで、定刻からわずかに遅れて到着した。このコースはアウトコースとインコースがセパレートされ、1番ティから10番ティまでは歩くと10分程度はかかる。あわてて戻っても、時間のロスは避けられない。

もしこの時、野村が番手は問わずクラブ1本とボールを1つ持ち、とにかくプレーさえしてしまえばキャディ不在でも問題なかったというが、すべてバッグに入れていたためその方法も取れず。結局、スタート時間に間に合わなかったとみなされたことで2打のペナルティが科され、それが17番を終えた後の野村に通達された、という流れだ。

そして前半を終え1番に向かった野村だったが、ここで棄権する旨を伝えることになってしまった。今季の野村は出場カテゴリーで17番目にあたる『過去21年間の大会優勝者』に名を連ねる。選手別に見ると225番目という位置付けだ。今大会はここまで出場権がおりてきたことでプレーが可能になったが、数少ないチャンスだった。

初日終了時には「きょうは2アンダーを目指していたが難しかった。あしたは1つでも2つでもいいので、トータルアンダーパーで終わりたい」と巻き返しを狙っていたが、結果的にトラブル続きの一日になってしまった。

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