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『ほーん、出れんのか』師匠・ジャンボ尾崎とはハグで祝福 原英莉花は米昇格決定→日本凱旋に「期待されるとソワソワ(笑)」

原英莉花が昨年11月以来の日本参戦。米国で過ごした一年間を振り返った。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2025年10月9日 17時44分

原英莉花が米国での一年間を振り返った
原英莉花が米国での一年間を振り返った (撮影:佐々木啓)

<スタンレーレディスホンダ 事前情報◇9日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6435ヤード・パー72>

今大会には多くの米ツアー組が参戦する。その中でも、日本ツアー今季初登場となるのが、米女子下部エプソン・ツアーを戦い抜いた原英莉花だ。初挑戦だったエプソンでは18試合に出場し、優勝1回を含む9度のトップ10入りと安定したプレーを披露。ポイントランキング5位で、来季の米女子ツアー昇格を決めた。

【写真】おめでとう! ツアーカードを手にする原英莉花たち

先週のエプソン最終戦に出場し、前日(8日)の午後に帰国したばかり。やや強がったのか「全然疲れてないです」と話すと、本音を隠すような笑みを浮かべた。来季の出場権獲得については、「ホッとしている気持ちと引き締まっている気持ちの両方があります」と話す。

師匠のジャンボこと尾崎将司には、帰国早々に昇格を報告した。「『ほーん、出れんのか』みたいな感じでした(笑)。私の方がうれしかったので、ハグしてもらいました」と明かした。

日本では大ギャラリーに囲まれるのが常となっているが、今季は全く違った環境でのプレーだった。「ローピング(ギャラリーロープ)がされているのが1試合だけだったので『マジかー』って。ずっと予選会をやっているような気持ちでした」と振り返る。

それでも、改めてチャレンジャーに戻って戦った1年。「ひさびさにゴルフが楽しいと思ってプレーして、昨年までになかった自分の感覚を取り戻せたかなと思います。初めてのコースばかりなので、過去の記憶に邪魔されず、前向きにできました」。昨シーズンが極端に飛んでいなかったと断ったうえで、「飛距離は30ヤードくらい伸びました」と驚きの言葉も口にした。

今季の日本ツアーのシード権を返上しており、今大会は主催者推薦での出場。ハードスケジュールで、練習ラウンドなしのぶっつけ本番となる。「コースはあんまり得意じゃないんですけど、そういうことはあんまり言っちゃいけないですよね。でも、グリーンは難しいし、4パットしたイメージもあるし…。ほら、やっぱりそういう過去が思い浮かんじゃう(笑)」。プロとしてはこれまで6度出場し、最高成績は36ホールに短縮された2020年の5位。2度の予選落ちがある。

目標は「やっぱり優勝」としつつも、大勢詰めかけるであろうギャラリーに向けては「普通に見てほしいです。期待されるとソワソワするんで(笑)」。初日は10時10分に1番からのスタート。大きく飛距離が伸びたティショットで、いきなりギャラリーを沸かせてくるはずだ。(文・田中宏治)

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