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「なんとかなる、かもしれない」 原英莉花は4打差逆転→海外遠征に気合

上位で最終日に進んだ原英莉花。逆転Vへのカギになるのは?

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2024年8月11日 07時15分

逆転Vを狙う原英莉花。首位・河本結との4打差を追いかける
逆転Vを狙う原英莉花。首位・河本結との4打差を追いかける (撮影:鈴木祥)

<NEC軽井沢72ゴルフ 2日目◇10日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6685ヤード・パー72>

順延した第1ラウンドの残りを合わせ、24ホールをプレーした原英莉花はトータル8アンダー・3位タイにつけた。「第2ラウンドの後半からちょっと疲れが出て、ティショットが曲がってしまった」としながらも、この長丁場で6つスコアを伸ばした。13番からのプレーとなった第1ラウンドは残り6ホールで3バーディを奪って「67」、第2ラウンドは5バーディ・2ボギーの「69」だった。

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疲労からティショットが乱れた終盤は、なかなかチャンスを作れなかったが、一日を通しては「落ち着いてプレーできていましたし、パッティングもまあまあいいタッチでプレーできていたので良かった」と振り返る。第2ラウンドは6番でボギーが先に来たが、8番パー3で8メートルを沈めて初バーディ。「ホントに流れが良くない中で、9番につながるバーディだった」と、2日間の平均スコア『4.74』で最も易しい9番パー5は3メートルを沈めて連続バーディとした。

「風が急にフォローに変わって、8番(アイアン)から9番に変えたのが良かった」という、11番パー4の2打目は20センチにつけるスーパーショット。「ちょっと右に出たのが左にバウンドしたのが見えたんですけど、あんなに近いとは。1メートルぐらいかなと思っていました」とタップイン。続く12番パー3も奪って、2度目の連続バーディを記録した。終盤は17番で4メートルを沈めてバーディを奪うと、最終18番は1.5メートルのパーパットをねじ込んだ。

来週は米国女子ツアー「ISPS HANDAスコティッシュ女子オープン」に出場。最終日はもちろん、次戦に向けても「ティショットが良くないと気持ちよくプレーできないので、そこをしっかり修正したい」とポイントに挙げる。同大会後に行われる「AIG女子オープン」(全英)の予選会には「やっぱり厳しかったです」と出場できないことになったが、その翌週には韓国ツアーに出場するなど“挑戦”していく。

首位を走る河本結とは4打差。「ドツボにハマらなければ、伸ばしていける流れに持っていきやすいコースだと思う。最初は石橋を叩きながら、なおかつしっかり攻めていけば、なんとかなる、かもしれないです」。海外遠征の前に今季初優勝という最高の流れを、自らの手でつかみとる。(文・田中宏治)

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