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「すぐ替えられるタイプで新しいものがいい」山内日菜子は契約プロの“鑑”【勝者のギア】

初優勝を遂げた山内日菜子の14本は?

所属 ALBA Net編集部
長岡 幹朗 / Mikoro Nagaoka

配信日時:2023年3月27日 14時00分

<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 最終日◇26日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6565ヤード・パー72>

国内女子ツアー今季4戦目は、主催者推薦出場した地元・宮崎出身の26歳、山内日菜子が最終日に4バーディ・2ボギーの「70」をマーク。トータル10アンダーで1打差を逆転し、数少ないチャンスをモノにして、念願のツアー初優勝を飾った。

山内のクラブはテーラーメイド契約で統一され、ウッドは最新の『ステルス2』が並ぶ。「(クラブを)すぐに替えられるタイプ。あまりよく分からないというのもあるけど、新しいものがいいと思っている」と新作を積極投入する派。「飛距離は今のところ変わっていないですけど、安定感があって打感がいい」と使用感に満足した上での選択だ。

その中で優勝に貢献した一本について聞かれると、「5番ユーティリティ」と答える。「初日に3つか4つのバーディが獲れた。大活躍してくれてすごくうれしかったです」と、スタートダッシュの立役者になったのがその理由となる。

また女子では珍しく、今年から4W(表記は3HLの16.5°)を投入した。ステルス2の3Wでは山内には上がりづらかったため、メーカー担当者に相談して使用。「パー5のセカンドはだいたい使っているし、ティショットも使う。簡単に楽に球が上がってくれるので、無理しないで振れます」と、今ではコースで重宝する一本になっている。

シャフトフレックスをRで統一するのも「無理せず振れるように。年齢(26歳)のこともありますし、無理なく打てるセッティングを心がけています」と、やさしく扱えることを重視する。これで開幕から4連勝となったフジクラのツアー担当者は「山内プロはNX GREENで弾道がやや下がり、打ち出しの速さと強さが分かる打球になり『コントロール性が上がった』と即投入してくれました」と話していた。

山内自身「得意」というアプローチを支えるのが『ミルドグラインド3』のウェッジで、48-52-58°の構成。最終日には6番パー4で58°、14番パー4で52°を握ったアプローチで、2度のチップ・イン・バーディを奪い優勝を手繰り寄せた。また、『スパイダーGTx』というトラスネックの新作パターも4日間平均「28.00」(全体3位)を記録した。

【山内日菜子の優勝ギア】
1W:テーラーメイド ステルス2(10.5°スピーダーNXグリーン50R)
4W:テーラーメイド ステルス2(16.5°スピーダーNX50R)
7W:テーラーメイド ステルス2(21°スピーダーNX50R)
4、5U:テーラーメイド ステルス2(22,25°MCH 60R)
6I~PW:テーラーメイド P790(N.S.PRO ZELOS8 R)
48、52、58°:テーラーメイド MG3(N.S.PRO 850GH R)
PT:テーラーメイド スパイダーGTxブラックトラスTM1
BALL:テーラーメイド TP5X

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