<ヨネックスレディス 事前情報◇4日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72>
シーズンを通して唯一の地元大会で初優勝を目指すのが、新潟県田上町出身の泉田琴菜だ。初めてシード選手として臨む今季は予選落ちが1回だけと安定している一方、トップ10入りはなしと歯がゆい試合が続いている。過去2年は予選落ちと相性は決して良くないが、今年こそ地元を盛り上げるプレーを誓った。
実家からは道がすいていれば車で45分ほど。泉田にとって、ヨネックスCCは勝手知ったるコースだ。「私が(2014年から3年間)留学していた時期も、帰ってきたらいつでも回っていいよと言っていただいて、毎年5回以上はラウンドさせてもらっていたと思います」
他の選手に比べて、コースは熟知しているはずだが、それが必ずしも結果に繋がるわけではない。「知っているからこそ、怖がって逃げちゃうんで、攻めるゴルフができていないんですよね」。グリーンは弱いと切れて、強いと抜ける。海に近いコースで風は読みにくい。難しいイメージが年々、膨らんでしまっている。
今季、上位に行けない原因はショートゲームの不調。「アプローチは得意だったんですけど、今年は昨年に比べると拾えていなくて、簡単にボギーを打ってしまっているなと思っています」。リカバリー率は昨季の64.02%から62.41%と大きく下がってはいないが、本人の中では拾えるはずのパーが拾えていないという印象が強いようだ。
それだけに「今季の感じだと、上位に行けそうにないんですけど、なんとか予選を通って地元を盛り上げられたら」とやや弱気な言葉も出るが、その一方で「唯一の地元大会なのでここで初優勝ができたら一番嬉しい」とも。初日に好スタートを切ることができれば、きっと弱気は消し飛ぶはずだ。
3日間の戦いに向けて、地元の焼き肉店でエネルギーは充電済み。「帰ってきたら必ず行く燕三条駅前のお店なんですけど、オーナーもゴルフ好きで一緒にラウンドすることもあるぐらい。今週も食べてきました」。初日は30度近い気温になる予報だが、焼き肉パワーで暑さを乗り切るつもりでいる。
昨季のドライビングディスタンスは19位(246.82y)と飛距離も泉田の武器。「パー5は距離的に2オンも狙えるんですけど、OBも近いので駆け引きも必要。予選ラウンドは刻むことが多いと思います」。今年こそイメージ通りにコースを攻略し、地元での優勝争いを狙う。(文・田中宏治)
