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川﨑春花は今季3度目のディフェンディング大会「なるべくそこは気にしないように」

前年覇者・川崎春花

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2025年8月22日 07時00分

前年覇者・川崎春花が意気込みを語った
前年覇者・川崎春花が意気込みを語った (撮影:上山敬太)

<CAT Ladies 事前情報◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6652ヤード・パー72>

第2ラウンドでは8つのバーディ(1ボギー)を奪って「65」をマークするなど、昨年大会をトータル13アンダーで制した川﨑春花。1年ぶりに戻ってきたコースに、「難しく感じました」と感想を漏らした。昨年はこの大会がシーズン3勝目だったが、今年は優勝がなく、トップ10が一度だけという苦しいシーズン。状況の違いが、コースの印象も変えてしまったのかもしれない。

【写真】川崎春花、黒ワンピースのドレス姿

「ずっとスイングのことを気にしていて、ちょっとずつ良くはなっているかなと思います」。現在のゴルフの状態について聞くと、こんな答えが返ってくる。意識していることは「全体のスイングスピード」。2週前の「北海道meijiカップ」で今季初のトップ10入りを果たしたが、本調子というにはまだ時間がかかりそうだ。

ディフェンディングチャンピオンとして迎えるのは、これが今季最後。プロアマで18ホールをプレーし、「グリーンのスピードは出ているし、ラフも深くて、スポッと埋まりやすい。難しく感じました」。警戒する深いラフを避け、フェアウェイキープを徹底することが攻略のカギと見ている。

今季の成績は本人も不本意なはず。「感覚は少しずつ良くなっているんですけど、毎週、良くなったり、課題が見つかったりの繰り返し。昨年に比べたら成績も良くないし、全然なんですけど、なるべくそこは気にしないようにやっています」。結果を求めるよりも、まずは本来のスイングを取り戻すことに集中している。

期待される連覇については、「そうなればいいですけど、今は全然考えていないですね」。調子が上がらないだけに、なかなか景気のいい言葉は出てこない。今季ここまで2試合あったディフェンディングの大会では、予選通過は果たしたが、ともに57位と上位には食い込めなかった。三度目の正直となる今週こそ、復活のきっかけを掴みたい。(文・田中宏治)

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