ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

先輩2人のアプローチを見て盗む「自分は頑張らない」 佐藤心結がメジャー初制覇へ首位ターン

佐藤心結がボギーなしラウンド。単独首位で決勝ラウンドへ入る。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年9月13日 09時30分

初メジャーV狙う佐藤心結が首位ターン
初メジャーV狙う佐藤心結が首位ターン (撮影:鈴木祥)

<ソニー 日本女子プロ選手権 2日目◇12日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6840ヤード・パー72>

佐藤心結がメジャー制覇に向けて単独首位で折り返した。「65」をマークしトータル10アンダー。初日からボギーなしの完ぺきな内容で、2位に3打のリードをつけた。

【写真】きょうの吉田鈴さんはミニスカでした

明秀日立高出身で、この大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)ではたくさん練習をしてきた。難しさはよく知っている。『65というスコアは出るか?』という問いには、「ないです」と食い気味に返答。「イーブンで回れたらうれしいくらいの気持ち。まさか7アンダーが出るとは思っていなかった。一打一打、集中してできていた結果かな」と笑顔を見せた。

「アプローチがそんなに得意ではないので…」と、62.1387%(53位)のリカバリー率が課題だと感じていた。そして先週、台風接近により36ホールの短縮競技となった「ゴルフ5レディス」でヒントを得たという。

「金澤志奈さんと青木瀬令奈さんと2日間回らせてもらった。お二人ともアプローチ、パターが上手で、自分にないものをたくさん持っている選手。たくさん見て、たくさん勉強させてもらいました」。金澤はリカバリー率68.2081%(6位)、青木は65.8436%(13位)につけ、パターのスタッツも高く、小技を光らせる。

その技を“見て学び”、「自分と違いすぎる」と感じたのは力感。「得意ではないので自分が頑張っちゃうけれど、しっかりクラブに仕事をさせてあげる。力みすぎずに、リラックス状態で打とうと意識しています。ヘッドの重みを使いながら自分は頑張らない」。日没間際の最終18番では、20ヤードのラフからのアプローチを1メートル弱に寄せてパーを拾った。

渋野日向子らとプレーオフをするなどアマチュア時代から名を轟かせてプロ入り。昨年の「スタンレーレディス ホンダ」で念願のツアー初優勝を果たした。成長したところを聞かれると、心技体の“心”を挙げる。「セッティングされている山崎千佳代さんもそう話しているし、メンタルをコントロールしながら、浮き沈みのないラウンドができればというのは、ずっと考えています」。

最高の位置で折り返すが、「優勝という言葉はあまり意識しない」と冷静に話す。「何が一番強いかというと、コースに勝つことだけ。勝負の世界なので対“ヒト”ではあるけれど、コースに勝つことだけをテーマにプレーしたい」。大洗を攻略し、アンダースコアを並べることができれば、おのずと最高のエンディングもついてくる。(文・笠井あかり)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト