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19歳・高野愛姫がデビュー戦で堂々予選通過 「200点」目指して週末へ

国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」の第2ラウンドが進行。高野愛姫が「68」の好プレーを見せた。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2024年5月17日 18時31分

高野愛姫が「68」の好プレーでリーダーボードを駆け上がった
高野愛姫が「68」の好プレーでリーダーボードを駆け上がった (撮影:福田文平)

<ブリヂストンレディス 2日目◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

プロとしてレギュラーツアー初出場のルーキー、高野愛姫(たかの・あいひ)が6バーディ・2ボギーの「68」とスコアを伸ばし、トータル2アンダー・18位タイで堂々の予選通過を果たした。プロ初戦だった4月のステップ・アップ・ツアーではプレーオフの末の2位と健闘。レギュラーツアーでもデビュー戦からしっかり存在をアピールしている。

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初日は午後6時過ぎまでプレーしたため、午前7時10分スタートのこの日は5時間睡眠でのティオフ。「試合の前は8時間寝るようにしているので、今朝はちょっとフワフワした感じでした」。そんななかで迎えた1番パー4はチップインバーディ。眠気は一気にどこかへ吹き飛んでいった。

アマチュア時代を含めても、およそ1年ぶりとなるレギュラーツアー。初日は独特の雰囲気と多くのギャラリーに圧倒され、緊張で手が震えた。そんなラウンド後に目にしたのは首位タイ発進の河本結の記事。「『先週は期待に応えようと力んでしまった』という話をされていました。トッププロでもそうやって周りの影響を受けるんだから、私がそうなるは仕方がないと思ったら楽になりました」。好スタートを切った2日目は緊張も和らぎ、スムーズにプレーができた。

国内女子ツアーにおける韓国人選手の先駆けともいえる金愛淑(キム・エイスク)に中学2年生のころから指導を受ける。今大会ではキャディも務める母・英姫さんによれば「私がどうしても、娘を見てもらいたいと思って、事務所に直接電話をしました。ジュニアは見ていないと言われたんですけど、『一度だけでも』とお願いしたのが始まり」。その後も継続して指導を受けられたのは、当時から何か光るものがあったのだろう。

2年前の今大会ではマンデーに挑戦したものの、本選出場はかなわず、コースに苦手意識があった。「この難しいコースをアンダーで回れたら200点。すごく自信になると思うので、あと2日間もアンダーを目指して、スコアを出せたらいいなと思います」。決勝ラウンドでアンダーパーのラウンドを重ねて、ツアーでも戦えるという自信を主戦場のステップ・アップ・ツアーに持ち帰る。(文・田中宏治)

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