＜日本女子オープン 事前情報◇24日◇大利根カントリークラブ 西コース（茨城県）◇6845ヤード・パー72＞
先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で念願のツアー初優勝を挙げた安田祐香が、「日本女子オープン」の会見に登場。初Vへのお祝いメッセージは「100件くらい」届いたことを明かし、その対応でうれしい悲鳴を上げている。
女子の一大勢力である2000年度生まれの“プラチナ世代”の一角。プロ5年目でようやく栄冠に輝いたが、やはりその反響は大きいようだ。「LINEは100件くらい。だいたい返したんですけど、インスタとかのメッセージは全部見終わっていないです」と多くの祝福メッセージが届いた。
その中には、ある大物芸人の名前も。「（お笑いコンビ）千鳥のノブさん。『優勝おめでとうございます』とメッセージをいただきました。小学校のころに芸人と（ゴルフで）戦う番組に出たときにお世話になりました」。
ノブさんは『ノブゴルフクラシック』（フジテレビ系列CS放送）という冠番組を持つ。直接の交流はなかったというが、「プロになってからインスタをフォロー」していた。大のゴルフ好きとして知られるノブさんだが、やはりその活躍ぶりは抜け目なくチェックしていたようだ。
「日本女子オープン」への参戦は5年ぶり4回目。プロになってからは初出場となる。これまではテレビで観戦してきた大舞台に、ツアー優勝者として戻ってくることができた。「今までとは違った心境です。（初優勝を挙げて）ようやくスタートライン。スイングを見直さないといけないですし、まだまだやることがたくさんあります」と浮かれる様子はない。
舞台となる大利根CCは初めて回るコース。この日のプロアマでの印象は「グリーンが硬い、ラフが長い、距離が長い。すべてが難しい」。ナショナルオープンの名に恥じないセッティングに仕上がっている。「アマチュアもたくさん出るし、すべての選手にチャンスがある。この大会で勝てればすごい自信になると思います」と今大会にかける思いは強い。
2017年「日本女子アマ」以来となる日本タイトル獲得なるか。初優勝で得た自信を、この日本一決定戦でさらに確固たるものにしたい。（文・牧野名雄）
