ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

3年前の忘れ物を取りに… 「追い込まれた状況」ランク84位の佐藤心結がV争い

悔し涙を流した舞台で、ツアー初優勝に王手をかけた佐藤心結。3年前の雪辱を果たすときだ。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年10月5日 18時14分

プレーオフ惜敗の地でリベンジを狙う佐藤心結
プレーオフ惜敗の地でリベンジを狙う佐藤心結 (撮影:佐々木啓)

<スタンレーレディスホンダ 2日目◇5日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6610ヤード・パー72>

先週の「日本女子オープン」に出場できなかった佐藤心結は、最終日に現地を訪れた。最終組などのプレーを“ギャラリー”として観戦。ツアーを引っ張るトッププレーヤーの技を学んだ。

ふくれっ面の原英莉花【写真】

「ロープの外から見る機会はないし、上位で戦う選手がどういうプレーをしているのか、(女子オープンの)セッティングも見てみたかった。刺激をもらいました」。優勝して日本タイトル2冠を達成した竹田麗央は、同じ2003年生まれのダイヤモンド世代。「リオは飛ぶし曲がらない。ピンチになったときのカバーがうまい。パーでしのいだり、食らいついていくところに強さを感じた」と、自らには“粘り強さ”が必要であることも再確認した。

そんななか、この予選ラウンドのボギーは初日に喫した1つのみ。順延となった第1ラウンドを7バーディ・1ボギーの「66」、第2ラウンドをボギーフリーの「67」でプレーした。再開してすぐの13番では5メートルのパーパットを決めた。「ショットもパターも2日間良かった。ピンチもカバーできて、リズム良くラウンドできた」。トータル11アンダー・首位で最終日へと向かう。

3年前の2021年大会で、大きな脚光を浴びた。当時、明秀学園日立高3年生でアマチュアだった佐藤が、渋野日向子、木村彩子、ぺ・ソンウ(韓国)とのプレーオフに加わった。渋野に惜敗するも、全国にその名をとどろかせた。まさに「思い出の試合」だ。

忘れ物を取りに来た。そう言わんばかりに初優勝へ奮闘しているが、いまの自分自身を冷静に見つめてもいる。シード選手として2年目だが、今季のメルセデス・ランキングは84位。今季もすでに終盤戦に入り、「追い込まれた状況にいる」。結果を求めていきたいけれど、意識しすぎると体が動かなくなってしまう…というような“ジレンマ”も感じているが、「目の前のプレーに集中したい」と淡々とした表情で話す。

「あまり気合を入れすぎずに、リラックスした状態でできたらいいかな」。2週間前からは「いい意味で手が動く」と3年前に使用していたパターに回帰している。首位で最終日を迎え、最終組で回るのは当時と同じ状況。今年はうれし涙を流したい。(文・笠井あかり)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト