<富士通レディース 3日目◇17日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6717ヤード・パー72>
目の前の一打に集中し続けた結果、気づけばリーダーボードを駆け上がっていた。21位から出た木戸愛が、この日のベストスコア「66」をマーク。ボギーなしの猛追で、首位と2打差のトータル10アンダー・5位タイまで浮上した。
平均スコアが「72.5424」とオーバーパーになったムービングデー。左右にピンが振られるなか、攻めと守りのメリハリを大事にした。「上りのいいパッティングが残るところを意識していました。長いバーディパットが決まってくれていいスコアにつながった」。難度3番目の8番パー3では、12メートルを沈めてバーディを奪った。
この日のパット数「25」は全体3位。テンポ85に設定したメトロノームを使った練習の積み重ねもあり、「初日からラインの読みとタッチがいいフィーリングでできている。自信を持って打てています」とうなずく。
3日間で奪ったバーディは14個。今季の総バーディ数は308個で7位につけており、1ラウンドあたりの平均バーディ数「3.3478」は、2024年の3.0582個を上回るキャリアハイペースだ。
「本当ですか。ドライバーの飛距離は伸びたし、ショットもパッティングも良くなっている。バーディはひとつでも多く取りたいですよね」。数字にも表れている充実ぶりが、今季の好成績を支えている。
今季は2位が3度、3位と4位も1度ずつ。2012年「サマンサタバサレディース」以来の優勝に、何度も迫ってきた。そして再び、そのチャンスが巡ってきた。
「あしたも自分のゴルフをやりきりたいです」。優勝すれば14年88日ぶり。金田久美子の記録(11年189日)を上回る、ツアー史上最長ブランクVが見えてきた。(文・笠井あかり)
