ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

元女王の森田理香子が今季初出場 35歳になって身に染みる、師匠・岡本綾子の辛口エール

森田理香子が今季初出場。意気込みを語った。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年9月18日 18時29分

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前情報◇18日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6600ヤード・パー72>

2013年の賞金女王で、昨年の開幕戦で6年ぶりに現役復帰した森田理香子が主催者推薦で今季初出場する。この大会は8年ぶり11度目の出場だが、会場となる新南愛知CC美浜Cは師匠の岡本綾子が監修したコースで、昨年に続いて今年もコースセッティングを担当している。

【写真】森田理香子がドレスアップしました

師匠も興味津々の今季初戦。この日のプロアマ大会ではハーフターンした後半の1番パー4で、岡本が見守るなかのティショットに「めちゃ緊張した。試合以上に緊張した」と話したが、ナイスショットを披露して師弟はともに笑顔を浮かべた。

「なかなか岡本さんと会う機会がないんで、こうやって試合で会えて、お話しをさせてもらえるのはすごくうれしい。ゴルフもそうだけど、岡本さんには人間的に成長させてもらった。今になってすごく思うことだけど、言われたことが響いています。そういうことを『感謝しています』と今週もお話ししました」

2008年のプロテストに一発合格し、10年に初優勝を果たした。12年に2勝目を挙げ、翌年の13年に4勝して平成生まれ初の賞金女王に輝いた。まさにとんとん拍子の出世街道。そのころ師匠が送った辛口エールの意味は、当時23歳だった森田には理解できなかったが、35歳になった今ではよく分かるという。

「賞金女王になったときに『精神年齢と成績が伴っていない』と言われました。幼かったですね。この年になって、その意味がよく分かります」

最後の勝利は2014年。そこから成績は下降線をたどった。スランプに悩み、アプローチがイップス寸前に陥ったこともある。ツアーから距離を置き、事実上の引退となった2017年シーズン途中を最後に岡本門下からも“卒業”する形となったが、「岡本さんは一生師匠です」。森田が年齢を重ねて“大人”になるたびに、師弟の絆はより強固になった。

「うまくなりたい。もっとイケると思っているのに、試合では結果が出ない。悔しいですよね。だから、ゴルフを続けている。やっぱりプロゴルファーだなと思います。出るからには今週も優勝を頭の片隅に置いてプレーします」

復帰1年目の昨季は7試合に出て、予選通過は36位だった初戦の「ダイキンオーキッドレディス」の1試合だけ。そこから地道に練習とトレーニングを重ね、「ドライバーは今が一番飛んでいるんじゃないかな」と胸を張った。非シードの選手を対象に来季の出場優先順位を決めるQT(予選会)も既にエントリー済み。師匠の熱い視線を受けながら、本格復帰を目指す元女王の挑戦が始まる。(文・臼杵孝志)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト