白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。
■ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(5月2~5日、茨城・茨城ゴルフ倶楽部 東コース、優勝:リ・ヒョソン)
韓国の高校1年生が衝撃のメジャーVを達成した。首位と7打差でスタートしたイ・ヒョソンが最終18番でイーグルを奪い、トータル8アンダーで史上8人目のアマチュア優勝を遂げた。
7打差逆転はメジャー史上最大。15歳176日での優勝は勝みなみの15歳293日を抜き、ツアー史上最年少記録となった。「今でも信じられません。とっても大好きな日本で優勝できたことを、本当に光栄に思っています」と初々しく勝利を喜んだ。
ヒョソンはその後プロ転向し、9月の「ソニー 日本女子プロ」でデビュー。9試合中5度予選落ちし、最高順位は40位と精彩を欠いた。来季はその真価を発揮してくれるはずだ。