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悩みが尽きない原英莉花の“悪夢にうなされる日々” 「ワクワク感を取り戻したい」
米国女子ツアー、韓国女子メジャーを転戦した原英莉花が3週ぶりに国内戦に復帰するが、その表情はどこかさえない…。どうして?
配信日時:配信日時: 2024年8月29日 07時50分
<ゴルフ5レディス 事前情報◇29日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6559ヤード・パー72>
3週ぶりの日本ツアーとなる原英莉花の表情がさえない。英スコットランドでの米ツアーは予選落ちを喫し、前週に臨んだ韓国ツアーのメジャー大会は31位。不本意な成績に終わった2週間の海外遠征からの帰国初戦を前に「調子、悪いです。全部、悪い。ワクワクしない。何をやっても楽しくない。寝ていても、何かに締めつけられる夢を見る。はぁ~」とため息をついた。
今年2月の「ホンダLPGAタイランド」以来10試合目となった米ツアーには「下見にも時間をかけたし、結果を求める気持ちが強かった」と並々ならぬ決意を持って臨んだはずだった。だが、強風に翻弄されて、カットラインに4打届かなかった。
さらに初出場だった韓国ツアーも優勝争いとは無縁。「本当にうまくいかなかった。脳みそと気持ちがうまくいっていないというか、思ったことができない、頑張りたいところで、頑張れない。自分にイライラする。腹が立つ」と悩みは尽きない。
日本ツアーは今季18試合に出場し、トップ10入りは4度だけ。最高は「資生堂レディス」の3位で、メルセデス・ランキングは27位と本調子には程遠い。「今年はまだ優勝もない。優勝したいとは思っているけど、足りない、足りないと思いすぎるのも良くないかも」。
来週は今季国内メジャー第2戦「ソニー 日本女子プロ選手権」が控えるなどシーズンも終盤に入ってくる。低空飛行からの脱出を目指す処方箋には「結果と数字。今はそれしかないと思っています」と即答した。そのために必要なものも分かっている。「練習ですね、練習量が足りないんです」と自分に言い聞かせるように話した。
こういうときこそ師匠・尾崎将司の出番とも思えるが、「恥ずかしくて言えません」。ならば自分で解決するだけ。ツアー5勝のうち4勝は9月以降に挙げたもの。「ワクワク感を取り戻したい」。大好きな季節を前に自力で不調から脱し、悪夢ともおさらばする。(文・臼杵孝志)
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