<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇19日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6565ヤード・パー72>
飛ばし屋の称号は渡さない。そんな気概を感じさせた一振りで、アマチュアの後藤あいが今年も大会恒例の「朝日インテックpresentsドライビング女王コンテスト」を制した。
後藤を含め7人が大会に出場したが、お祭りのような雰囲気に選手たちもリラックスムード。ただ、昨年、1998年に始まった同コンテストで初の快挙となるアマチュア優勝を挙げた後藤は、「心臓が飛び出そう」とタイトル防衛がかかるだけに表情もこわばる。
現在、ドライビングディスタンス1位の穴井詩、同4位の神谷そらと、本命馬もしっかり260ヤード超えを記録。豪快な一振りを横目に、後藤はストレッチを欠かさず体を温め続けた。
各選手の持ち球は2球。最後に打席に立った後藤の1球目は、観客のどよめきとともに273.2ヤードまで運び、即優勝が確定。ポーカーフェイスもさすがに表情がゆるみ、大きく両手を上げた。
「当たってくれた。方向性も良かったので、神谷さんといい勝負かなと思いました」と振り返ったが、結果は2位の神谷を5.7ヤード上回った。
使用するドライバーはキャロウェイの『QUANTUM MAX』。ロフト角は8.5度と、ヘッドスピード46m/sを誇るハードヒッターならではだが、シャフトはUSTマミヤの軽量モデル『アッタス スピードDR』が挿してある。
30グラム台のシャフトで、フレックスは『F1』と、いわゆる“R”相当。想像するハードヒッターの使用スペックとはかなりかけ離れたものになっている。
もっとも、スピン量も確保できることから「曲がらない」。左のミスが出た時も、スピン量が多ければ大きなケガにつながりにくいというのもメリット。10歳ごろから軽くて柔らかいスペックは変わらず、後藤にとってこのシャフト選定が最適解となっている。
もはやドラコン女王と言えば、後藤の名前が挙がるほどの存在となった。「いい経験がまた一つできたなという感じです」。本戦では予選落ちとなったが、王座を明け渡すことなく、今年も賞金50万円を手にしてコースを後にした。(文・齊藤啓介)
【ドラコン出場者のスペック】
後藤あい(273.2y)
1W:キャロウェイ QUANTUM MAX(8.5°/USTマミヤ ATTAS SPEED/45インチ/F1)
神谷そら(267.5y)
1W:キャロウェイ QUANTUM ◆◆◆ (9.0°/グラファイトデザイン TOUR AD FI/45インチ/X)
穴井詩(262y)
1W:テーラーメイド Qi4D (9.0°/バシレウス XTREME/45.5インチ/S)
テレサ・ルー(257.6y)
1W:キャロウェイ QUANTUM ◆◆◆(10.5°/フジクラ SPEEDER NX GOLD/45インチ/SR)
山本景子(246.4y)
1W:テーラーメイド Qi4D (10.5°/フジクラ 24VENTUS/45.5インチ/S)
服部真夕(238.1y)
1W:テーラーメイド Qi4D(10.5°/フジクラ SPEEDER NX GOLD/45.5インチ/S)
池ヶ谷瑠菜(記録なし)
1W:ヨネックス EZONE GT(10.5°/REXIS KAIZA-M/45.5インチ/S)
