<ニトリレディス 初日◇27日◇釧路カントリークラブ 鶴居東コース(北海道)◇6640ヤード・パー72>
札幌からは東へ300キロ、車で4時間以上。ツアー史上“最東端”の釧路で、ツアーが幕を開けた。そんな大会を北海道出身の“どさん子”たちが躍動した。
南幌町出身の内田ことこが3アンダーで首位発進。2アンダー・9位タイグループには小祝さくら(北広島市)、阿部未悠(恵庭市)、政田夢乃(札幌市)、吉本ここね(札幌市)、宮澤美咲(千歳市)が続いた。
政田にとっては初めて訪れる場所。「どういう場所かあまり分からない…。牡蠣が有名ですよね」というのが釧路のイメージだ。釧路CCについても、「セーフゾーンは広いけれどOKゾーンは狭い。木がかかって難しいですね」と、広くて平坦なザ・北海道のコースとはひと味ちがう戦略性が求められるレイアウトに頭をフル回転させている。
洋芝は「得意ではない」としながらも、ボールが沈みがちになることは気にならない。「上からダウンブローに打ち込むタイプなので、ショットはそこまで苦労していないかも。今週もあまり調子はよくないけれど、調整しながら頑張りたいです」。“大会恒例”となった弟とのタッグで、上位争いについていきたい。
一方、「苦手ではないけれどコーライ芝に慣れてきちゃっているのか、洋芝がだんだんヘタになっている気がします…」と話すのが宮澤。距離感を合わせることに不安を抱えていたが、「いいショットが何回か打てて良かった」と、フィールド最多の6バーディを奪った。
釧路が初めてでないのは阿部。母方の親戚がおり、「たぶん幼稚園のときに来たことがあるんだろうけど、覚えていない…」と苦笑いを浮かべる。それでも、今大会の関係者やギャラリーは「親戚の友達」という人が多く、温かい声をたくさんかけてもらっている。
「コースは島松と小樽のミックスみたいな感じ。回りやすくはないけれど、初日としてはいい滑り出しかな。なんせ涼しいし、食べ物はおいしいし、北海道が好きだなと思いながら回っていました」。最高気温22.7度と涼しい気候だった釧路を、どさん子たちがさらに熱く盛り上げる。(文・笠井あかり)
