早くも4年後のリオ五輪見据える有村智恵「良い準備を」

＜meijiカップ　初日◇3日◇札幌国際カントリークラブ島松コース(6,490ヤード・パー72)＞

　国内女子ツアー「meijiカップ」は初日を終了して、“67”で回った有村智恵が5アンダーで単独首位に立った。

有村智恵、単独首位！今大会がお気に入りのワケは…？

　五輪パワーだ。現在開催中のロンドンオリンピックを連日チェックしている有村は、大会初日を迎える昨夜は「見たら寝れなくなるので」と観戦こそしなかったものの、競泳・入江らの銀メダル、バドミントンペアの決勝進出などのニュースをチェック。日本代表の活躍に刺激を受けてコース入りした。

　今回のオリンピック日本代表で、特に仲が良いのが200メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した競泳の立石諒。「たまにご飯行ったりして色んな話をしているけど、立石君も夢をあきらめそうになったりしていた。それがメダルまで獲ったっていうのは自分自身嬉しく感じる」と身近なアスリートの快挙にもパワーをもらい、好スタートにつなげてみせた。

　「世界で戦っている人と比べたら、私の緊張感なんてたいしたことないと思う。明日、明後日、困難な状況になっても気持ちを強く持ちながらやっていきたい」。有村自身も4年後のリオ五輪では正式競技に復活したゴルフの代表入りを目指す立場。「4年に1度の大会にかける難しさはわからないけど、とにかくそこを目指して、良い準備を出来たと思えるところまでいくのが目標」。今から4年後を見据えて北の大地での頂点を目指す。