すると、2日目のラウンドでは10番での10メートルや、16番の12メートルなどのロングパットをバーディにつなげることができた。「パッティングのフィーリングがよかった」と振り返ることもできる。
先週の2日目。「77」と叩いたラウンド後、なかなか結果がでないことへの悔しさが一気にこみ上げてきた。しかし、冷静に考えると内容は悪くない。ショット練習に向かったが、『ここに来る必要はない』という思いを強くした。「気持ち次第でいいプレーはできる。(自分の)いいところを探すようにしたら前向きになれました」。ドライバーの飛距離と正確性を合わせたトータルドライビングは4位、パーオン率は17位など、数字面も決して悪くはない。だからこそ「ポジティブ」に、目の前のプレーに向き合っていく。
「67」は、今季の自己ベスト。思考がしっかりと結果にもつながった。「最終日もマイペースを貫いて、楽しくプレーして優勝できれば」。心・技・体の充実に加え、クラブ面でも納得いくラインナップがそろいつつある。あとは勝利を手にし、「スッキリ」と福岡を後にしたいところだ。(文・間宮輝憲)