転機は新年早々訪れた。地元宮崎はオフの期間に多くのプロゴルファーが合宿を行うが、地元で練習していた脇元は、そこで先輩たちからアドバイスをもらうことになる。12月にはプライベートでパットの名手・谷原秀人から助言をもらい、1月の宮崎では岩田寛、上井邦裕、上田桃子からも言葉をもらった。「それぞれいただいたことをいいとこ取りして、それらがはまってよくなった」と、再びゴルフが楽しいと思えるようになった。
そうして迎える今週の今季初戦。「いけるところまでいきたい」とやる気に満ちあふれている。「前半戦でいただける推薦の試合で頑張って、リランキングを突破して後半戦も出て、優勝争い、優勝、そしてシード復帰を目指します」と強い気持ちで戦っていく。
下部のステップ・アップ・ツアーにも参戦することになるが、「そこは初心に戻って。練習量、質ともにレギュラーでやっていたときと変わらず、ステップでもやってきます」と、新たなスタートに向けて気合を込める。「楽しく強い気持ちで」という22年。自身の開幕戦は地元の力も受けながら、新・脇元を見せる構えだ。
