<リゾートトラスト レディス 事前情報◇27日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6500ヤード・パー72>
1993年から全国各地のコースで開催されてきた今大会が19年ぶりにグランディ那須白河GCに帰ってきた。福島県内での女子ツアー開催も実に11年ぶり。福島出身の蛭田みな美は「実家から通う試合なんて、プロになって初めてなんでビックリです」と地元でのトーナメント開催を喜んでいる。
東白川郡の実家から会場までは40分ほど。「少し時間はかかるけど、ホテルに泊まるよりいいかなと思って」と初の自宅通勤を選んだ。この大会がグランディ那須白河GCで開催されたのは2005年から2007年にかけて。小学生だった蛭田は観戦に訪れており「すごい人だったので父に肩車をしてもらって見ていたのを覚えています」と振り返った。
さらに当時の記憶を整理してもらうと「先に帰ってしまったのか(上田)桃子さんの優勝シーンは見ていない」「(宮里)藍ちゃん、(横峯)さくらさんのフィーバーの真っ最中ですごい人だった」とのこと。一方、記録を調べると宮里、横峯が揃って出場したのは2005年のみで、上田の優勝は2007年。蛭田が観戦したのはおそらく2005年だったのだろう。
現在に話を移すと、昨季はメルセデスランキング53位でシードから陥落。前半戦の出場権は得たものの、リランキングで今後の出場権を争う立場にいる。第2回リランキングまでフル出場できる目安は35位以内なのに対し、現状は34位とボーダーライン上。「なるべくリランキングのことは考えないで、シードを目標に、なるようになると思って頑張っています」。第1回リランキングまではこの試合を含めて残り4試合。地元大会は正念場でもある。
地元とはいえ、ラウンドの経験は少なく「ジュニアの大会で回って以来だと思います。冬に練習ラウンドに来ようと思ったんですけど、予約を入れた日に雪が降ってしまい、下見に失敗しました(笑)」。池が多くて難しいというジュニア時代のわずかな思い出の通り、練習ラウンドやプロアマでは難易度の高さを感じたという。
「地元で優勝なんて、そんなことが実現したら一番うれしいですよね。母や祖父母が観戦に来てくれる予定ですし、地元の方も見に来てくださると思うので、いいところを見せられれば」。2023年以来のツアー2勝目を地元で飾り、リランキングやシードの不安は一気に吹き飛ばしてしまいたい。(文・田中宏治)
