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「ショットの安心感」欠いて出入りの多い初日に “逆転女王”かかる古江彩佳は31位発進

「ショットの安心感」欠いて出入りの多い初日に “逆転女王”かかる古江彩佳は31位発進

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年11月18日 17時30分

古江彩佳は2アンダー発進 首位とは5打差で2日目を迎える
古江彩佳は2アンダー発進 首位とは5打差で2日目を迎える (撮影:佐々木啓)
<大王製紙エリールレディスオープン 初日◇18日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>

“逆転女王”のため現在賞金ランク1位に立つ稲見萌寧との約1696万円差を詰めたい古江彩佳は、初日を2アンダー・31位タイで終えた。それでも「楽しんだ後に結果で(賞金女王が)ついてきてくれたらラッキー。明日も自分らしく集中して楽しんでゴルフをしたい」と“プレースタイル”は崩さず、ここからの浮上を目指していく。

あったかミトンを着用する古江彩佳【写真】

直近5試合で3勝。安定感のある戦いを続けてきた古江だが、この日は出入りが目立つ1日になった。バーディは5つ奪ったが、ボギーも3つ叩く展開。「アンダーで回れたのはよかったけど、ショットへの安心感がなかった」と、武器としている部分には納得がいかなかった。パーオンは12ホールに留まったが、フェアウェイキープは14ホール中11ホールと決して悪い数字ではないが、本人にとっては“いまひとつ”という内容に感じられた。

それでもさすがのプレーを見せたのが450ヤードの5番パー4。2打目でもグリーンに届かなかったが、残り40ヤードの3打目を58度のウェッジでピタリとつけてナイスパーセーブとした。「あそこまでしっかりスピンがかかってくれると思わなかったし、すごくいいショットでした」。この場面を振り返るときには、さすがに頬も緩んだ。

とはいえ「迷いがあった」とショット時の不安が消えたわけではない。「練習場で芯に当てる練習をしたい」とラウンド後は修正にも励んだ。ただそんななかでも楽しくプレーできたのは、昨年の優勝時にもバッグを担いでもらい、古江が「話やすくて、すごく優しい」と相性バツグンのハウスキャディの存在も大きい。あす以降も「ちょっとお姉さん」の相棒とともに共闘し、連覇をめざしていく。

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