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圧巻ゴルフで独走メジャーV 稲見萌寧が目指す“圧倒的に強いプロ”

圧巻ゴルフで独走メジャーV 稲見萌寧が目指す“圧倒的に強いプロ”

配信日時:2021年9月12日 18時00分

念願のメジャータイトルをつかんだ稲見萌寧 快進撃はこれからも続く
念願のメジャータイトルをつかんだ稲見萌寧 快進撃はこれからも続く (撮影:福田文平)
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日◇12日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6680ヤード・パー72>

稲見萌寧、大山志保、西郷真央ら最終日最終組の三人が、激戦をくり広げた。その中でも稲見が大きなミスをしないゴルフで8つのバーディを奪取。ノーボギーで4日間トータル19アンダーとし、2位の西郷を4打引き離して圧巻の初メジャー戴冠となった。

副賞の高級車ゲットでニッコリ【写真】

「一番の目標だったメジャー優勝ができて、本当にうれしいです。ティショットをミスしてもフェアウェイに置けていたし、パターも決まってくれました。すべてが噛み合いました。4日間タフなコンディションでしたが楽しく回れました」と、ピンクのチャンピオンジャケットを着て笑顔で話した

「4日間、楽しく回ろうと決めていた」と話したように、最終日も同組の大山志保と笑顔で話す姿が多く見られた。大山は「稲見さんはオンとオフの切り替えがすごい。談笑していても、アドレスに入るとまったく違う姿があった。集中力がスゴイですね」という。その様子は18ホール終始落ち着いて淡々とプレーを続けているように見えて、緊張感で縛られるようなこともなかった。どんな場面に直面しようともルーティンは変わらず、勝利に向かってやるべきことをやる王者の姿が、すでにそこにはあった。

インターネットでラウンド解説を担当した米山みどりは「稲見さんは常に余裕を持ってプレーしていました。ちょっと無理をして小さい番手で打ちたくなることが多いものですが、稲見さんは自分の飛距離ギリギリの番手を選ぶことがなく、自分で距離をつくるゴルフをしていました」と話す。そんなところにも王者のゴルフがあり、スキのないプレーにつながったのではないだろうか。

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