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パッティングが光った吉田優利の2勝目 感性を引き出したレール練習【辻にぃ見聞】

パッティングが光った吉田優利の2勝目 感性を引き出したレール練習【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年9月7日 11時30分

才能、感性、努力、継続 吉田優利の2勝目をコーチが分析
才能、感性、努力、継続 吉田優利の2勝目をコーチが分析 (撮影:鈴木祥)
国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」は吉田優利のツアー通算2勝目で幕を閉じた。雨あり、雷あり、霧ありの難コンディションのなか、なぜ初優勝から約1カ月で2度目の勝利を挙げることができたのか。その吉田を教えるプロコーチの辻村明志氏が深層を語る。

小祝さくらもこれで育った チーム辻村の面々が使うパット用レール

■天性のものだけではブレる

2日目に勝みなみ、最終日には鶴岡果恋が「64」を出すなど、バーディ合戦の展開となった今大会。試合中も雨が降り続いた影響もあってグリーンは軟らかく、ほとんどランが出ない状態で、グリーンスピードも雨が上がった最終日こそやや速くなったが全体的には遅めというコンディションだった。

展開どおり最多バーディ賞に輝いた吉田が、岡山絵里とのプレーオフを制して優勝。「今週はショットの調子があまりよくなかった。パッティングで勝ち取った優勝です」というように、3日間の平均パット数27.00で1位。グリーン上での強さがそのままスコアとなったかたちだ。

シーズンを通してパーオンホールの平均パット数2位に(1.7643)つける吉田のパッティングについて、辻村氏は「もともと感覚の鋭い選手」と評する。「ライン読みもうまく、打つときの集中力もすごい。タッチを合わせるのもうまくてリズム感もいい」。一方で、「今年まで、もっと言えば最近まではストロークが安定しておらず、フィニッシュがオンラインでヘッドがピタッと決まっていませんでした」と課題があったこともまた事実だった

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