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「異次元とは思いたくない」 原英莉花が“笹生全米制覇”をあえて見届けなかった理由

「異次元とは思いたくない」 原英莉花が“笹生全米制覇”をあえて見届けなかった理由

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年6月8日 13時02分

原英莉花は笹生の活躍も刺激に全英チケット獲得に挑む
原英莉花は笹生の活躍も刺激に全英チケット獲得に挑む (撮影:GettyImages)
<宮里藍 サントリーレディスオープン 事前情報◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6517ヤード・パー72>

「リゾートトラストレディス」以来、2週ぶりの出場となる原英莉花が、“1つの照準”にしてきた大会で海外メジャー出場権獲得を目指す。この日は練習ラウンドなどで調整。「調子は悪くない。(先週休んで)リフレッシュもできたので、ゴルフを楽しくやりたいです」と、心身ともに万全の状態で開幕を待つ。

世界を狙う!これが“豪快”原英莉花のドライバースイング【連続写真】

この大会を「今年初戦の前から目標の一つにしてきた」のには理由がある。昨年、大会を主催するサントリーが「AIG女子オープン」(全英女子オープン)のオフィシャルソフトドリンクパートナーになったことで、今回から大会の上位2名に全英チケットが与えられる。今年は8月19〜22日にスコットランド・カーヌスティGLで開催される舞台に出ることが、大きなモチベーションになる。

これまでに昨年の「全米女子オープン」、今年の「ANAインスピレーション」と海外メジャーを経験してきたが、ともに予選落ちと満足いく結果を残せていない。しかし場数を踏んだことで「メジャーに圧倒されていた」という意識が、「しっかり戦えるようにしたい」という気持ちに変わってきている。それを現実のものとするため「グリーンのラインが微妙で、なかなかバーディパットが決まらないイメージ。読み切るか、外しても気持ち切らさないのがキーポイント」という六甲国際で、しっかりと上位を争いたい。

海外メジャーといえば、先日の「全米女子オープン」で同じジャンボこと尾崎将司に師事する“妹弟子”の笹生優花が優勝した。これには「すごいなと思いました。(畑岡)奈紗ちゃんとのプレーオフで、それを制したのもすごい」と素直に思う。だが、その偉業達成の瞬間は観戦せずに、トレーニングをして過ごしていたという原。日本勢2人のプレーオフということも知ったうえで、あえて観戦しなかったのはこんな気持ちの表れだ。

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