“涙のクライマックス”を写真で振り返る
■「うらやましい」ほどのショット力は相変わらず
「ほめるべきはショット力、スイング力。そして、そこに上積みされたパッティング力が、今回の優勝へと導きました」。辻村氏は、岡山が“長所”を発揮し、“短所”を克服した姿を宮崎で見たと話す。
岡山といえば、ツアーを代表するショットメーカーの一人。パーオン率は今季ここまで4位(74.3333%)で、2018、19年も70%超の成績で上位につけた。辻村氏はまずここについて、「非凡。あのショット力はうらやましくさえ思う。スイング力でいったらツアーで1番だと思う」と絶賛する。そして技術的に長けている部分として、まずはじめに「スイング中の前傾姿勢」を挙げた。
「下半身が安定していて、スイング中の前傾姿勢が崩れない。それがシャープな腕の振りにもつながっています。前傾がしっかりとれている状態でクラブを振るので、スイングプレーンも安定します。ここが乱れると、腕があっちこっちにいってしまいますから」