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“95点減点”のラウンドでもノーボギー 渋野日向子が我慢できるようになった要因は?

“95点減点”のラウンドでもノーボギー 渋野日向子が我慢できるようになった要因は?

配信日時:2020年11月8日 15時47分

渋野日向子が成長を感じた部分とは?
渋野日向子が成長を感じた部分とは? (撮影:鈴木祥)
TOTOジャパンクラシック 最終日◇8日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6554ヤード・パー72>

昨年11月に優勝した「大王製紙エリエールレディス」最終ラウンド以来、約1年ぶりにノーボギーで18ホールを回り、トータル6アンダー・30位タイとなった渋野日向子。それでも「きょうは5点ですね」と前日の3点に続き辛口評価を下したが、確かな成長を感じる部分もあった。

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それは“我慢のゴルフ”ができたことだ。大幅減点の原因となったパッティングにはきょうも苦戦。なかなか決まらないことが多く、チャンスでバーディが奪えない展開が2日目、3日目と続いた。それでもパーを並べ続けたこともあって流れは切れない。結果的にバーディを先行させ前日の60台、そしてこの日のノーボギーラウンドにつなげた。

我慢ができるようになった理由として「メンタルコントロール」を挙げる。「相変わらずパットを外した次のホールではイライラしているのですが…(苦笑)。でもイライラすることでリズムが早くなることが分かったので、それを考えてできているから影響しないのかなと思います」。外すことでショットが悪くなる悪循環がなくなって、粘りのゴルフにつながっている。

もちろん、そんなゴルフをしなくて良い状態になるのが一番いい。「パッティングで悔しがることが多いのは、ショットがそれだけ良くなってきたから。そうポジティブに考えていきます」。難しい場所からのアプローチ、スイングに気持ち悪さを感じるなかでのスコアメイク、そして我慢のゴルフ…。状態が悪いときに身に付けたものは、きっと復調した時に生きてくる。(文・秋田義和)

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