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新世代のお姉さん役が“弟子”の田中瑞希らに教えていること【佐伯三貴の目】

新世代のお姉さん役が“弟子”の田中瑞希らに教えていること【佐伯三貴の目】

配信日時:2020年7月1日 14時02分

4日間、全組ホールアウトまでインターネット中継で配信された新たなスタイルも相まって、大会は最高に盛り上がったといえる。

■佐伯三貴が見た今回の田中瑞希

「最初の印象はおとなしい子。でもゴルフは力強いし、性格も負けず嫌い。最初に思ったのはアイアンの音が良かったこと。スイングは少し特徴的ですが、キレもあるし飛距離も出る。おもしろい選手だなと感じていました」

田中は昨年11月のプロテスト合格前から単年登録選手としてツアーに参戦していたが、同学年の山路晶、1学年下の菅沼菜々、そして佐伯と練習ラウンドをともにすることが多く、ツアー通算7勝の大先輩から学ぶものが多いと話していた。「私のおかげと言ってくれることもありますが、彼女自身がいいプレーをしていたし堂々としていた」と、今回の躍進は田中自身の頑張りと評価した。

「大会の途中からスイングが微妙にズレていたという感じがしたので、終わってから聞いてみたら、その意識はなかったそうです。プレッシャーなのか、疲れなのかわかりませんが、次はそういうところを注意すればいいのでは」。はじめての優勝争いの中では大健闘といって良さそうだが、やはり勝利をものにするには経験を積んでいくしかないということも指摘する。

後半の16番パー4ではティショットを右に大きく曲げて、斜面からのセカンドがグリーン手前のバンカーにつかまった。ピンまでの距離がかなり残る状況で田中は58度のウェッジを手にしたが、「52度くらいで楽に打てば良かった。そういうことは話しました。近々会うことがあれば、その辺も練習に取り入れて、反省会もできたらなと思っています」と、次回に向けて準備を進めていくつもりだ。

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