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「末恐ろしい逸材」 トッププロも舌を巻いた古江彩佳の“すごみ”はどこにある?【辻にぃ見聞】

「末恐ろしい逸材」 トッププロも舌を巻いた古江彩佳の“すごみ”はどこにある?【辻にぃ見聞】

配信日時:2019年10月23日 06時57分

末恐ろしい19歳・古江彩佳の強さのヒミツを辻村氏が分析
末恐ろしい19歳・古江彩佳の強さのヒミツを辻村氏が分析 (撮影:佐々木啓)
国内女子ツアー史上7人目となるアマチュア優勝者が誕生した、先週の「富士通レディース」。その座を射止めたのが、その時はまだ最終プロテストを控えていた古江彩佳だった。3日間で喫したボギーはわずかに1つ。まさに圧巻のプレーを見せた19歳の強さのヒミツはどこにあるのか? 上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が解説する。

これが辻村氏も絶賛の古江彩佳のスイング【連続写真】

■優勝は不思議なことではない すべてがハイレベルな19歳

今年の春に兵庫県の滝川第二高を卒業し、プロテスト合格を目指し地元のゴルフ場で研修生を務めながら腕を磨いてきた古江。今年は富士通前までにレギュラーツアー10試合に出場し、「リゾートトラスト レディス」で3位タイに入るなど、たびたび上位をにぎわせてきた。そのプレーを会場で見てきた辻村氏は、開口一番「末恐ろしい逸材ですね」と率直な感想を述べた。

初日に古江と一緒に回った上田はラウンド後、辻村氏に「あの子、うまい。ショットもパットも、すごい」とうなったという。辻村氏も、そんな古江のことを「ほんとに穴がない選手。すべてにおいてレベルが高い」と評す。そして、「アマチュア優勝は本当にすごいことですが、では勝ったことが不思議か? と聞かれると、そうは思いませんね。それだけの力を持っているのは、これまで見てきて感じていた部分ですから」とスッと事態をのみ込んだ。

首位の三ヶ島かなと1打差の2位でスタートした最終日のプレーを振り返ると、さらにその印象は強まるばかり。「グリーンはキレイで、最終日は前日降った雨の影響もあってボールが止まりやすいという好条件ではあった。でも、ピンを振っているホールも多く、そのなかでしっかりと攻めながら、最後の54ホール目までボギーがなかったというのは見事でしたね」。そんな“オールマイティー”な古江のプレーのなかで、辻村氏が特に目を奪われたのが、その類まれなるショット力だった。

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