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あの“ワンオン挑戦”の前…ティイングエリアでの二人のやり取りは? 渋野日向子、メジャー優勝の舞台裏を聞く【青木翔コーチ・インタビュー】

あの“ワンオン挑戦”の前…ティイングエリアでの二人のやり取りは? 渋野日向子、メジャー優勝の舞台裏を聞く【青木翔コーチ・インタビュー】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年8月8日 18時32分

■12番パー4でワンオン狙い…渋野がコーチに言った言葉は?
―3番で4パットのダブルボギーを叩いた時は、どのような心境でしたか?
「貯金もあったし、1打リードされただけだったので、『あ、やっちゃった!…まっ、いっか』という気持ちでした。ずっと追われる立場よりは、追う時間があってもいい。ずっとバックナインがよかったので、焦りはありませんでした。4日間で、本当に『やばい!』と思ったのは最終日の12番のティショットくらいでした」

―ワンオンを決めた12番(パー4)ですね。確かにあと1ヤード後ろなら池、という状況でした。あそこはもともとワンオン狙いだったのですか?
「朝の時点で、本人は『ティが前なら狙いたい』と言っていました。実際にティが前だったし、風も左からのフォローで、ティイイングエリアで『行きたい』と言ってきました。『ここでいかないと私は後悔する。たとえ池に入ってダボを打っても、打たなかったらもっと後悔する』と。それで、じゃー打て、と答えました」

―かなりの覚悟が必要だったのでは?
「優勝するか、しないかではなくて、自分のゴルフを貫くという意思があったので、それで狙えと言いました。結果、池に入ってとしても、優勝はできなかったかもしれないけど、崩れてはいないと思います。それくらいの強い意志を感じました。おそらく、普通は止めると思う。ただ彼女の性格を知っているし、これを止めたら、ミスをすると思いました」

―あの日はリゼット・サラス選手、コ・ジンヨン選手もすごい勢いで追ってきました
「もちろん気づいていました。でもそれについての会話は『2打差だね』、『ですね』だけです。本人もスイッチが入っていましたし、ここからもバーディを獲るだろうな、と思っていました」

■あのクライマックスシーンの舞台裏
―そして最後、あのウィニングパットのシーンを迎えます。あの時はどのようなやり取りがあったんですか?
「6〜7メートルの下りのスライスで、けっこう曲がる位置についていました。打つ前に『(狙いは)この向きで合っていますか?』って聞かれたんです。最初、座りながらボールをセットしていたから、見えなくて、適当に『うん』って答えました。その適当に気づいたのか、『本当ですか!?』ってつっこまれてしまって。それで立ってもらって、確認したら大丈夫だった。あの時、笑っていたと思うんですけど、これで笑っていたんです」

―最後の最後まで笑いながらのプレーだったんですね
「あの土壇場で、今考えると何してるんだ!ですけど(笑)。でも、読みは一致していたので大丈夫という自信はありました。打った瞬間、『あ、入ったかも』と思いました」

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