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青木瀬令奈がスイング前の“ルーティン変更”で好発進 取り入れたのは、みんながやってるあの動作? 

青木瀬令奈がスイング前の“ルーティン変更”で好発進 取り入れたのは、みんながやってるあの動作? 

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年11月10日 06時49分

青木瀬令奈はある気づきからティショット前の素振りを取り入れた
青木瀬令奈はある気づきからティショット前の素振りを取り入れた (撮影:岩本芳弘)
伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日◇9日◇グレートアイランド倶楽部・千葉県(6741ヤード・パー72)>

トップと2打差の4アンダー・3位タイで初日の競技を終えた青木瀬令奈は、ホールアウト後「いつ以来か忘れちゃった」という好発進に笑顔を見せた。一桁順位で初日を終えたのは、今年8月の「ニトリレディス」(初日2位)以来のこと。そしてこの結果は、先週の「TOTOジャパンクラシック」での、ある“気づき”が影響している。

ドレス姿の青木瀬令奈が親友と笑顔のツーショット【写真館】

青木は、この試合で3日間同組だったジャッキー・コンコリーノ(米国)のティショットのスイング…、厳密にいうと、フィニッシュ後に反動で戻ってくるクラブの速さに目を奪われた。最近は、「しっかりと振り切れていない」という課題もあっただけに、この光景を見て「ここまで振り切らないとダメなのかな。どうやったら、あんなスピードで戻るんだろう」と考えた。そして今大会のプロアマから、スイングスピードを上げるため、これまでにしてこなかった動きをティショット前に取り入れた。それが“素振り”だ。

「普通のことでは?」と思う人も多いかもしれないが、実はこれまで青木のティショット前に行う一連の動きのなかに、素振りは含まれていなかった。スタート直後には体をほぐすために軽く一振りすることはあったが、その後はスイング前の素振りはなし。最初の一振りでボールを打つことを、中学生時代から続けてきたのだ。

これは師匠で、シニアプロの佐藤剛平の影響が大きい。佐藤が指導を行うジュニアスクールに子供のころから通っていた青木。このスクールには『行動は機敏に』、『素振りは1回まで』という2つの教えがある。プレーファストを目指すための“哲学”が染みつき、その1回の素振りすらしなくなったというわけだ。

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