<リシャール・ミル チャリティトーナメント 最終日◇27日◇朱鷺の台カントリークラブ(石川県)◇6838ヤード・パー70>
大会主催のリシャールミルジャパンと契約する宮里優作が、最終日にホストプロとしての意地を見せた。27位タイで迎えたこの日、2イーグル・5バーディ・2ボギーの「63」をマーク。トータル9アンダー・11位タイに浮上し、4日間の戦いを終えた。
初日は「66」で回り5位タイと好発進を切ったものの、2日目は「74」とスコアを落として34位タイに後退。3日目に2つ伸ばすと、最終日は一気に7つ伸ばした。それでも「遅いよ…って感じですね」と苦笑いを浮かべた。
この4日間はアイアンの調子が上がらず、72ホールを通じてピンに絡むショットは「きょうの1回だけ」と話すほど。「パッティングでスコアをつくった感じでした」と振り返った。
最終日も「ずっとパーオンしているわけではなくて、しのいで、チャンスをものにして…と、交互にいいショット、悪いショットが出てしまうので、全然油断はできなかった」と話す。ショットの状態に苦しみながらも、粘り強くスコアを伸ばした。
楽しみにしていたホスト大会は、これで終了。大会期間中はプレーだけでなく、ファンへの対応でも会場を盛り上げた宮里。4日間を終え、「すごく残念」と率直な思いを口にした。
今大会は、令和6年能登半島地震・豪雨、令和8年熊本地震の被災地復興支援を掲げ、チャリティ活動にも力を入れている。大会を通じて集められた寄付金は、「一般財団法人リシャールミルジャパン財団」を通じて石川県と熊本県へ支援金として寄付される。
そんな大会を制したのは、トータル21アンダーまで伸ばした大西魁斗。宮里は「みんないいショットを見せてくれた。能登の方も楽しんでいただけたと思います。でも、本当に大事なのはこれから。僕らはまたこうして応援をもらって、テレビとかも見てくれると思うので、来週からもしっかり頑張れば、能登の方の楽しみが増えるのではないかなと思います」。
大会を盛り上げたもう一人の主役が、米ツアー通算12勝を誇るバッバ・ワトソン(米国)だ。主催者推薦で参戦し、宮里と同じくトータル9アンダー・11位タイでフィニッシュ。ワトソンの姿をひと目見ようと多くのギャラリーが来場し、会場を沸かせた。
「バッバ、ありがとう!」。宮里は日本ツアーを代表するように、4日間を戦ったワトソンへ感謝の言葉を送った。(文・高木彩音)
