<リシャール・ミル チャリティトーナメント 事前情報◇23日◇朱鷺の台カントリークラブ(石川県)◇6838ヤード・パー70>
2019年に日本で開催された米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」以来となる、日本の舞台に立つのは、マスターズ2勝を含む米ツアー通算12勝を誇るレフティのバッバ・ワトソン(米国)だ。日本ツアーには2015年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の出場。2022年からLIVゴルフを主戦場に戦っており、今大会には主催者推薦で出場する。
久しぶりの日本について、「日本は大好きな国だと、改めて感じている。皆さん、家族のようにフレンドリーに迎えてくれる。日本の方々も素晴らしいし、日本の景色というのも素晴らしいので、また戻ってこられて本当にうれしく思っている」と話し、笑顔を見せた。
ワトソンは、行く先々で「その国の歴史を学ぶことが、すごく楽しい」という。各国の文化や伝統に触れることも、遠征中の楽しみの一つ。今回の来日では、「サムライ体験」と、いわゆる日本の伝統文化を体験したという。
この日は午後から会場入り。その前に午前中は金沢にある本隆山承証寺を訪れ、竹刀を使った剣道など武道を体験した。さらに、大会で「いい結果が出るように」と和太鼓を使って祈念。お茶のセレモニーにも参加し、初めて自身で抹茶を作るなど、日本の伝統文化を堪能した。「文化の違いを改めて学べて、とても楽しかった」と楽しそうに振り返った。
好きな日本食を聞くと、ゴルフ場のレストランで提供されるカレーライスを挙げた。「日本のゴルフコースはどこもカレーがとてもおいしい。日本のゴルフコースのカレーが好きで、いつも食べている。きょうも食べたよ」と明かす。さらに昨晩はマクドナルドへ行き、「ダブルチーズバーガーを2つと、チキンナゲットを食べた」とほほ笑み、日本のバーガーも堪能した。短い滞在ながら、日本での時間も満喫したようだ。
この日はイベント後に18ホールをカートで回り、コースをチェック。初めてプレーする朱鷺の台CCについては、「フェアウェイがすごく狭いので、グリーンに乗せるまでをうまく運んでいかないとなかなか厳しい。ティショットが鍵になるかな」と印象を語る。「今週はティショットでいい当たりがたくさん出るといいな」。ポイントとして挙げる、迫力あるティショットに注目したい。
予選ラウンドは、国内男子ツアーのポイントランキング1位で同じくレフティの細野勇策、飛ばし屋の幡地隆寛との組み合わせとなった。日米のレフティが同じ組でプレーする。「新しいゴルファーと回るのは、いつもすごくいい経験になっている。一緒に回って彼らのプレーを見ることで学ぶこともたくさんある。特に(細野は)レフティということで学ぶところもたくさんあると思っているので、一緒に回れることを楽しみにしている」と期待を込めた。
4日間の目標は「日曜日にいい結果を出して勝利までつなげられたらいい」と話し、もちろん優勝を狙う。日本のファンに注目してほしい部分を問われると、「いろんな方に来てもらって、テレビも通して応援してもらうのはすごくありがたいけども、たくさん素晴らしいプロが出場するので、こういったプロの素晴らしいプレーも一緒に注目してほしい。自分のプレーだけではなくて、素晴らしいプロのプレーもぜひ注目してほしい」と謙虚な姿勢を見せた。
能登の舞台で、メジャーチャンピオンがどんなプレーを見せるのか。日本のファンの前で繰り広げる4日間に注目が集まる。(文・高木彩音)
