＜Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 事前情報◇23日◇芥屋ゴルフ倶楽部（福岡県）◇7216ヤード・パー72＞
ツアー初優勝を挙げた福岡の地に河本力が戻ってきた。昨年大会は最終ホールで3メートルのバーディパットをねじ込み、1打差で勝利。その翌日は姉、河本結の誕生日で「いい誕生日プレゼントになったかなと思います」と優勝会見で語った。
「初優勝という思い出の地ですし、鮮明な記憶もあります。ディフェンディングチャンピオンという立場ですすけど、チャレンジャーという気持ちでやりたい」と開幕前日に意気込みを話した河本。今シーズンは13試合に出場して4度のトップ10に入っているが、まだ優勝はない。賞金ランキングは23位で、同世代で1位の中島啓太、2位の金谷拓実、3位の蝉川泰果、4位の平田憲聖に遅れを取っている感じは否めない。
2週間前には姉の紹介で、新たにメンタルトレーナーと契約した。「いい2週間を過ごせたので、自分がどうやってプレーしたらいいのかだけを考えてやりたいなと思います」と、相手のことは気にせず、自分自身とコースに向き合っていく。
連覇を目指す大会の予選ラウンドは、毎日のように食事をともにする日体大の1年後輩の中島啓太、そして2016年の大会覇者・石川遼と同組になった。これには「いま彼（中島啓太）が賞金ランキング1位ですし、一番調子がよく、活躍しているプレーヤーなので、一緒になるだろうと思っていました」と驚いてはいない。そして「一緒に優勝争いできると楽しいでしょうし、すごく楽しみです」と心を躍らせながら、初めてのディフェンディング大会に臨む。
