ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内男子ツアー「日本オープン」が行われるタラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)から。
総距離7411ヤード、パー70。2015年大会の六甲国際ゴルフ倶楽部東コースで記録した7394ヤードを上回り、「日本オープン」史上最長のセッティングとなった。飛距離が求められるこの舞台に、堀川未来夢は新たな一本を携えてきた。
それはテーラーメイドのミニドライバー『R7 Quad』(ロフト13.5度)だ。「レイアップもしたいけど、270~275ヤードが欲しい」という思いで用意した。
堀川といえばクラブを替えないタイプ。フェアウェイウッドには2018年発売モデルのテーラーメイド『M4』を使い続けるなど、バッグにはかつての名器がずらりと並ぶ。
では、ミニドライバーを入れるために、どのクラブを抜いたのか。選んだのは5番ウッドだった。下の番手を抜けば、その距離を補おうとしてミスが出る可能性がある。一方、3番ウッドはラインを出す生命線のスティンガーショットに欠かせない。そうした事情から、5番ウッドをベンチ入りさせるのが最適解だった。
その結果、ドライバー、ミニドライバー、3番ウッド、7番ウッドという構成になった。
ミニドライバーはティショットで「4~5回」使うなど出番は多く、さらに“直ドラ”にも活躍した。「地面からでもいいショットは出ましたし、今後のツアーでも、(ダンロップ)フェニックスでは使いやすいかなと思います」と、感触は良さそうだ。
長年使い続ける名器はそのままに、新たな武器を投入。史上最長の7411ヤードを攻略するための一本は、今後も出番を増やしそうだ。(文・齊藤啓介)
