「私たちが目指しているのは、“試合が止まらない”コース。強い雨でもグリーンが浮かない状態を作ることです」
そのために、これまでも暗渠排水、コアリング、目砂入れを繰り返し、「悪いところを改善する」作業を続けてきた。バンカーも毎年改修を重ね、「次のツアー選手権に備えることを繰り返してきた」と明かす。
実際、この日は200ミリ近い雨が降ったが、「グリーン上はプレーできる状態だった」という。「4日間で試合を成立させるためには、初日を定刻にスタートすることが重要。そのために全社で準備しました」。つまり、宍戸のすごさとは“特別な一日”ではなく、“積み重ねの結果”にある。結果として大会は予定通り4日間で成立した。
また、6日(土)には『かさまスポーツ&フードフェス』も開催され、約9260人が来場。19店舗のフード出店に加え、スナッグゴルフや野球、ボルダリングなどを体験できるスポーツエリアも設けられ、子どもたちの笑顔が広がっていた。
さらに午後7時45分からは、野村花火工業の協力による花火大会も実施。約30分間にわたり打ち上げられた花火は圧巻で、ひと足早い“夏の風物詩”を感じさせた。
“何もなかったかのように試合が始まる”――。その裏にある努力こそが、宍戸ヒルズの本当の価値だ。今回の一戦は、その力を改めて証明した大会だったと言えるだろう。だからこそ、来年の開催が今から待ち遠しい。(文・高木彩音)
