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2週前に初Vの23歳が散髪でイメチェン? 初挑戦の日本OP「コースがムズい、実力が試される」

「バンテリン東海クラシック」で初優勝を挙げた下家秀琉が日本オープンへと挑む。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年10月15日 08時00分

初優勝を挙げた下家秀琉が自身初出場となる日本オープンへ挑む
初優勝を挙げた下家秀琉が自身初出場となる日本オープンへ挑む (撮影:ALBA)

<日本オープン 事前情報◇14日◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7238ヤード・パー70>

2週前に開催された国内男子ツアー「バンテリン東海クラシック」で、ツアー初優勝を遂げた23歳の下家秀琉(しもけ・すぐる)は、「人生のなかでも取りたいタイトルの1つ」というナショナルオープンの舞台に初めて立つ。先週、神奈川県の横浜CCで開催された米ツアー「ベイカレント・クラシック」は出場権を得られずオープンウィークとなったが、2週前とは少し雰囲気が違った。

〈写真〉優勝候補筆頭! 約50年前のスイングを参考にする生源寺龍憲のスイング

帽子の下から前髪やカールした襟足が伸びているのが印象的で、遠目でも下家と分かるトレードマークだと思っていたが、「髪の毛切ったんです。お世話になっているひとたちに切ったほうがいいっていわれまして…」と散髪して全体的にすっきりした姿になった。

日本オープンの会場での反応は「よくなったというひともいれば、誰か分からんとかいうひとも多くて…」と賛否が分かれる。「(髪が)長いほうが調子はいいので、これからは切らずにいきます」と再び髪を伸ばすと笑顔で話す。

先週のオープンウィークは散発しただけでなく、練習やトレーニングに汗を流し、関係者らによる祝勝会も開催された。「(優勝の反響は)いろいろありました。知らんひとからも連絡がありました」というぐらい“優勝”の影響力の大きさを感じている。

「調子はぼちぼち」と2週前の状態を維持したまま日光に乗り込んできた。「初めて日本オープンに出るんですけど、コースがムズい。セッティングがタフです」と普段のトーナメントとは違う深いラフやコース独特のグリーン形状には警戒するとともに、大会の雰囲気づくりには納得をする。

コースに対応するためには「技術だけじゃなくて頭も必要です。攻めすぎると“事故”するので頭を使いながら」とマネジメント力も欠かせない。「(総合的な)実力が出ると思うので、いまの自分の位置(実力)が分かると思うので、楽しみですね」。上位に行くためには総合力が求められ、自分がどこまでやれるのかを試したい。

今大会は優勝すれば“名誉のタイトル”だけでなく、来年の「マスターズ」と「全英オープン」の海外メジャーの出場権も付与される。その権利を狙うかのように米ツアーを主戦場とする金谷拓実や米下部のコーン・フェリーツアーから来季米ツアーの出場権を獲得した平田憲聖、LIVゴルフを主戦場とする香妻陣一朗らいつもと違う顔ぶれがそろう。「メンバーは気にしないですね。ゴルフ場をどう攻略できるかが大切です」と普段通りの姿勢を貫く。

「いつもと同じで目の前の1打が大切ですが、いつも以上ですね。ライの見極めや落としどころによって変わるので、そこも頭を使って我慢しながら。ボギーは打つと思うけどダボを打たないように。その結果、ですね」。散髪して雰囲気は変わったが、いつも通り1打1打を大切にする気持ちは変わらない。積み重ねた先に海外メジャーの出場権を取れれば最高だ。(文・小高拓)

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