ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

東北福祉大の25歳が日本プロで躍進 先輩・金谷拓実には最敬礼?「勝てるのは身長くらい(笑)」

東北福祉大出身の25歳・竹山昂成が大舞台で存在感を発揮している。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2024年7月6日 17時39分

25歳の竹山昂成がプロNO.1決定戦で堂々たる戦いを続けている
25歳の竹山昂成がプロNO.1決定戦で堂々たる戦いを続けている (撮影:上山敬太)

<日本プロゴルフ選手権 3日目◇6日◇富士カントリー可児クラブ 志野コース(岐阜県)◇7164ヤード・パー71、7201ヤード・パー72>

25歳の竹山昂成(たけやま・こうせい)がプロ日本一決定戦で善戦。トータル11アンダー・7位タイで最終日を迎える。

ビッグドライブにギャラリー釘付け【写真】

竹山は名門・東北福祉大ゴルフ部出身。同期には米澤蓮や杉原大河らがいる。2021年にQTに挑み、サードを通過した時点でプロ宣言した。プロ一年目となる22年はレギュラーツアー8試合に出場したが、最高位は「Sansan KBCオーガスタ」の58位だった。昨年は成績こそ振るわなかったものの、ファイナルQTに進出。今季自身2試合目となる日本プロには予選会を勝ち上がって出場権を得た。

初日からアンダーパーでのラウンドを続けて、3日目も「66」をマーク。前半こそ「ずっとグリーンをキャッチしていたんですが、1つも入らなかった」と9番でボギーが先に来るが、後半の10番でバウンスバックを決めると、そこから3連続バーディを奪取した。さらに15番、17番でも伸ばして上位を維持。「ショットはそこまで良くはないですが、無理せずいい場所から打てる時はピンを狙いに行った」と徹底的なマネジメントが功を奏した。

最大の武器は「アイアンショットですね」。それは数字にも表れており、3日目のパーオン率は「88.889%」で全体1位タイを記録した。3日間を通じて83.333%の2位と高水準で、スコアメークに大きく貢献している。

3日目は大学の1つ先輩の金谷拓実と同組。「小学校の頃から知り合いで、大学時代からご飯も一緒に行っている」と旧知の仲だ。ただ、試合で同組になったのはこれが初めて。「たわいもない普通の会話」を交わしたそうだが、そのプレーには舌を巻く。「ここと決めたら、そこに振り切るような、自信をもっている感じがすごい伝わった。もう全部が勉強になるので、一緒の空間にいるだけで上手くなった気分」と話す。

この日の金谷は「67」で、竹山の一歩先を行くトータル12アンダー・4位タイ。金谷に勝てる部分は「身長くらいしかないです(笑)」と、181センチと恵まれた体を持つ25歳は爽やかに笑った。1つ下の後輩・蝉川泰果も優勝争いを演じており、「一緒の舞台で戦いたいっていうのはすごくある」と同門から多くの刺激を貰った。

今季は国内男子下部のABEMAツアーがメーン。レギュラーツアーは来週行われる「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)に出場予定だ。「フジサンケイクラシック」(8月29~9月1日)終了後に行われるリランキング突破に向けて、今大会は重要な一戦。「ベストを尽くして、できるだけ上の順位でフィニッシュできたら」。炎天下の中、足早に練習場へと向かった。自身初のトップ10入りで道を切り開けるか。(文・齊藤啓介)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト