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「ほっとしてた自分がいた」春先好調だったルーキー・岡田晃平が陥った“落とし穴”

5試合ぶりの予選通過を目指すルーキー・岡田晃平が好発進。初のシード権獲得へ、かぶとの緒を締めている。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年8月29日 17時35分

<フジサンケイクラシック 初日◇29日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

ゴルフの名門・東北福祉大ゴルフ部で主将を務めたルーキー・岡田晃平。5月の「関西オープン」で8位タイに入ると、6月の国内メジャー「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で自己最高の4位タイに。その時点で1038万円を稼ぎ、賞金ランキング13位につけた。

かなり霧が濃かったです…【写真】

今年最大の目標として掲げているのが“初シード権”の獲得だ。昨年は賞金ランキング68位まで(出場義務試合数に満たない3選手を除く)がシード権をつかんだが、ボーダー68位の近藤智弘が約1283万円だった。昨年実績を考えると、岡田はシード権をほぼ手中に収めたと言っていい。

「ツアー選手権でひと段落というか、ちょっとほっとしていた自分がいたのかな…」

そこから4試合に出場して予選落ち3回、棄権1回。その間の獲得賞金は0円だ。ルーキーがプロの壁にぶち当たった。「もうショットがめちゃくちゃで、何年ぶりかというぐらいに調子が悪かった。ここが踏ん張りどころだと思っている」と、かぶとの緒を締め直した。

今大会は初出場。ラフが長く、フェアウェイも狭い、タフなコースセッティングのなか、4バーディ・2ボギーの「68」をマークして2アンダー・暫定4位につけた。「パー5の3つですべてで、バーディを獲れました。このコースはティショットを曲げたら絶対にダメなので、3番ウッドを多用しました。そのマネジメントがうまくはまったのかな」と、復調のきっかけをつかんだ。

第1ラウンドは降雨によるコースコンディション不良のため、翌日に順延となった。「この試合は日本オープンだと思ってプレーをしている。リスクマネジメントをしっかりして、メリハリをきちんとつけて、あすもプレーができれば」。プレースタイルを変えずに第2ラウンドへ挑む。(文・神吉孝昌)

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