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2打差逆転なるか 石川遼は2年ぶりVへ「ここからが本番」

石川遼は3日目に4バーディ・1ボギーの「69」。首位と2打差で最終日へ臨む。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年6月22日 17時45分

石川遼は首位と2打差で最終日へ
石川遼は首位と2打差で最終日へ (撮影:原田健太)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 3日目◇22日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

2021年の「フジサンケイクラシック」以来、3年ぶりに3日目をトップでスタートした石川遼。しかし、グリーン上で苦しみ、思うようにスコアを伸ばすことができなかった。4バーディ・1ボギーの「69」。首位とは2打差、トータル17アンダー・2位で最終日を迎える。

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「一日中、耐えるゴルフでしたね。流れを自分でいい方向に持っていけなかったですね。あと2打は確実に伸ばせた。攻め方でミスしてしまったかな」。ラウンド後、言葉を絞り出した。

2日目に課題に出していたスイングについては、「前半は良かったと思っています。後半も含めて、全体的には出来ていたのかな。なんならきょうが(3日間で)一番いいスイングができていたのかもしれない。やっぱりスコアには全然直結しないことを証明してしまいましたけど」と苦笑いを浮かべた。

最終日は2打差を追ってスタートすることになる。15歳8カ月でアマチュア優勝を果たし、ツアー18勝を積み上げてきた石川にとって、最終日をトップで迎えることに“こだわり”があるようだ。

「トップで最終日を迎えることが(ひとつの)目標。最終日をトップで迎えてどういうゴルフをするのか。本当のゴルフの難しさを味わうことができる特等席なので。なんとも言えないプレッシャーがありますね」。キャリアを積み重ねてきたいまでも、優勝争いの緊張感は別格だ。

トップで最終日を迎えることはできなかったが、首位との2打差は十分に射程内だ。「マラソンでいうと、勝つためには半分が終わったときに第1集団にいたい。(最終日は)残り10キロ。ここからが本番だと思っています」。2年ぶりの優勝へ。石川が静かに闘志を燃やしている。(文・神吉孝昌)

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