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障がい者ゴルファーたちが大会ボランティアに参加 挑戦する人を応援する「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」

今週開催の男子ツアー「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」は、障がい者ゴルファーたちがボランティアとして参加。大会として障害者スポーツを支援する。

所属 ALBA Net編集部
河合 昌浩 / Masahiro Kawai

配信日時:2023年6月8日 10時53分

スタートホールのテントのなかにもボランティアとして参加する障害者ゴルファーの姿が。大会として障碍者スポーツをサポートする
スタートホールのテントのなかにもボランティアとして参加する障害者ゴルファーの姿が。大会として障碍者スポーツをサポートする (撮影:米川昌俊)

<ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 初日◇8日◇麻生飯塚ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6809ヤード・パー72>


今週の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」は、大会名の「チャレンジド」が障がい者のことを指し、挑戦する人の意味を持っているという。

開幕前日に行われたプロアマ大会は、主催者が企業関係者を招待してプロたちとラウンドする通常の形式とは違い、招待された20人の障がい者ゴルファーたちだけがプロとラウンドする形式の「チャレンジドプロアマ」として行われた。


そしてプロアマに参加した障がい者ゴルフ世界ランキング日本選手上位者、パラリンピックの陸上やスノーボードの選手などの障がい者トップアスリートたちの中から6人の選手が本戦に残り、初日のボランティアとして大会に参加している。


ボランティア業務に就いたのは、元木健二さん(右下腿切断、HDCP12)、小須田潤太さん(右大腿切断、HDCP15)、秋山卓哉さん(左大腿切断、HDCP5)、中西義則さん(右大腿切断、HDCP11.7)、矢田部豊さん(下肢障害、九州障害者ゴルフ連盟)の5人。担当していたのは、クラブハウス玄関での受付やスタートホール係だった。


大会を主催する麻生グループは1985年に第1回大会が開催された「飯塚国際車いすテニス大会」の旗振りを麻生セメント麻生泰社長(現・特定営利活動法人九州車いすテニス協会理事長)が積極的に行うなど、障がい者スポーツに対して一般社会の認知が低い時代から支援し続けている。また、麻生グループでは障がい者スポーツ選手の置かれた練習環境や労働環境上の課題を解決するために、シーズアスリート(C’s Athlete)という障害者スポーツ選手雇用センターを設立している。シーズアスリートのシーズ(C’s)のCはチャレンジ(Challenge)のCであるという。


「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」には、挑戦し続ける障がい者たちを応援しようという麻生グループの強い思いが背景にあるのだ。


なお、今大会のボランティアスタッフのウェアには、キャディバッグなどで人気のバッグメーカー『BRIEFING』が、キャップとポロシャツを国内ツアーでは初めて提供している。

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