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未知の領域で大健闘 金子駆大は初の最終日最終組に「あまり緊張しないんですけど…」

自身初の最終日最終組を経験した金子駆大。初優勝こそ逃したが、堂々の2位タイで大会を終えた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年9月15日 17時13分

金子駆大は初優勝こそならなかったが、大健闘の2位タイフィニッシュ
金子駆大は初優勝こそならなかったが、大健闘の2位タイフィニッシュ (撮影:鈴木祥)

<ANAオープン 最終日◇15日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

首位と3打差の3位タイから出た22歳・金子駆大は、ツアーで自身初となる最終日最終組を経験。未知の領域ながら5バーディ・1ボギーの『68』をマークし、2位タイに食い込む堂々たるプレーを見せた。

びっちょびちょ!恒例の水攻めを受ける岩崎亜久竜【写真】

1番からスタートし、5番から連続バーディ。後半も12番、15番、17番で伸ばし、リーダーボードを駆け上がってきた岩崎亜久竜への対抗馬として試合を面白くする存在となった。

最終18番を迎えると、先にホールアウトした岩崎とは1打差。バーディを奪えばプレーオフに持ち込める。緊張のセカンドショットは打ったあとにクラブから手を離し、グリーンをとらえることはできず。アプローチにかけるもカップをオーバーして、初優勝を逃した。

「最後のボギーは悔しいですね。アプローチを入れるしかなかったのでピンを狙いにいったのが、体が浮いて右にいってしまった」と唇をかんだ。

後半に入ると「(スコアを)見ていましたね。20アンダーになったのも知っていたので、取らないといけないな」とリーダーボードを意識しながらのプレーが続いた。ホールを重ねるごとに初優勝への重圧もかかり「あまり緊張とかすることはないんですけど、最後の3〜4ホールくらいからプレッシャーというか、優勝争いしているな、という感じはありました」。そのなかで17番パー5では「ここでバーディ取れたのは良かったです」と大事な局面で決め切る強さも見せた。

惜しくも優勝には届かなかったが、今季10試合以上出場している選手で予選通過率100%を記録するのは、平田憲聖と金子のみ。抜群の安定感が光っている。今年の6月に行われた「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」でも2位に入っており、初優勝もそう遠くないと感じさせる。

「次にチャンスがあれば優勝したいです」。熱いプレーで輪厚のファンを沸かせた22歳はそう言い残し、クールに会場を去った。

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