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51位で終えたZOZOから1カ月 松山英樹が抱く不安と期待感

「ZOZOチャンピオンシップ」では不本意な結果に終わってしまった松山英樹。不安と期待を胸に節目の50回大会に挑む。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年11月15日 20時03分

18ホールのプロアマで調整した松山英樹。50回大会を前に抱く思いとは?
18ホールのプロアマで調整した松山英樹。50回大会を前に抱く思いとは? (撮影:米山聡明)

<ダンロップフェニックス 事前情報◇15日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

およそ1カ月前、日本開催の米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」を終えて、松山英樹は「やさぐれていた」という。歴代覇者として迎えた一戦で、プレーオフシリーズから2カ月ほど期間が空いての実戦は51位。「ZOZOに向けてやっていた部分がうまくいかなかったので、ちょっとやさぐれていた」と話す。

ボールの行方を見つめる松山英樹【写真】

試合後には1週間半ほど体調を崩し、練習をすることができず、まずは回復に努めた。そして、「なにがいけなかったのかを冷静に考えて、それをどういうふうにしていけば良くなるか」と考えながら、練習を再開した。「ちょっと良くなったと思ったら、また悪くなったりする。試合になってみて、今やっていることが正しいのかを見極めたい」と、5年ぶりに帰ってきた宮崎での1週間を見据えている。

「(ZOZOよりも)今のほうが不安はありますけど、今のほうが良くなるんじゃないかという期待感はあります。(理解するのは)難しいですね、僕も難しいと思います」。笑みを見せながら独特の表現で開幕前の気持ちを説明するが、不安の中にも、どこか期待も入り混じる、そんな心境を口にした。

「50回大会で記念すべき大会だと思う。これまでの歴史を見てもすごい選手が出て優勝している。もう一回、そこに名前を刻みたい」

開幕2日前には東北福祉大出身の竹安俊也、比嘉一貴、杉原大河とアウト9ホールの練習ラウンド。きょうは18ホールのプロアマに出場し、試合に対する「緊張感」も感じながら、準備を進めてきた。2014年に続く大会2勝目を目指して、初日は今季メジャーを制したブルックス・ケプカとウィンダム・クラーク(ともに米国)とティオフする。(文・笠井あかり)

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