「今はもうパワーゴルフになっている。海外に目を向けるとテレビで見ても躍動感を感じるし、ああならないといけないと思う。変わっていかないと世界から置いていかれる」。テレビに映るトッププレーヤー達をそのまま真似することはできないが、ローリー・マキロイ(北アイルランド)ら自分と年もそう変わらない選手達の存在は大きなモチベーションだ。
火曜日にはミズノ契約プロを集めた会食が行われ、水野社長からは「ミズノ勢から1人でも多く全英へ行ってほしい」と激励された。若手の富村はその場で発言する機会はなかったが「“俺が行ってやろう”と思っていた」。この日も常にリーダーボードを意識しながらラウンド。「目を背けたいというのが本音だけど、上を絶対抜いてやろうと思っていた」最後までなえることはなかった闘志。その真っすぐな思いはそのまま聖地につながっていく。