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アイアン4本、ウェッジ5本 石川遼が飛距離の階段に“あえて”ギャップを作った理由【勝者のギア】

アイアン4本、ウェッジ5本 石川遼が飛距離の階段に“あえて”ギャップを作った理由【勝者のギア】

配信日時:2022年11月15日 15時30分

「17番でパーオンができたのは、きょう(最終日)が初めてなんです。このくらいの距離のパー3は乗せるのがすごく難しくて、方向性と縦の距離感をウェッジのように合わせるのは現実的ではない。あそこはバーディチャンスではなく、むしろパーを続けられたら勝ちというホール。ああいうきついときに難しいパー3でパーオンすることは優勝するために必要なことですし、本当に自分が思った以上のいいショットが打てました」

石川の17番を振り返ると、初日はグリーンの外からチップインのバーディ、2日目からは3日連続でパー。17番ホール用にクラブを入れたくなるところだが、パーでいいと割り切ってマネジメントしていた。「4番ユーティリティでハーフショットを練習しておけば、5番アイアンとの間は作れる。クラブセッティングに関しては、そのピッチをどこで空けるかというのを明確にしました」。飛距離の階段を滑らかにせず、“あえて”ギャップを作ったことで、パーでいいホールと、バーディを獲るべきホールがはっきりしていたのだ。

■11年前から使い続けてきたL字パターを変更

そして、ツアー屈指の高速グリーンでタッチが合っていたことも大きい。最終日の平均パット(パーオンホール)は1.6923の5位で、4日間を通して3パットはゼロ。その手に握られていたのは、2011年から使い続けてきたL字型のエースパター、オデッセイ『プロタイプ iX #9HT プロトタイプ』ではなく、ショートネックのブレード型、オデッセイ『TRI-HOT 5K THREE』だった。

大会の2週前に投入したばかりの1本については、「真っすぐ真っすぐストロークしやすくてやさしいし、直進性が強い」と話していて、新しいエースになりそうな予感もある。3年近く取り組んできたスイング改造が大きく注目されているが、ウェッジ5本体制に加えて、L字以外のパターで勝ったことも、石川の新しいゴルフスタイルを印象づけた。(文・下村耕平)

【石川遼の優勝クラブセッティング】
1W:キャロウェイ ローグST MAX LS(10.5度/Tour AD CQ-6X)
3W:キャロウェイ ローグST ◆◆◆T(14度/Tour AD CQ-7X)
3U:キャロウェイ APEX UW(19度/Tour AD UB-8X)
4U:キャロウェイ APEX UW(23度/Tour AD PT-9X)
5〜8I:キャロウェイ APEX TCB(N.S.PRO MODUS system3+ S)
43,48,52,56度:キャロウェイ JAWS FORGED(N.S.PRO MODUS system3+ S)
60度:キャロウェイ JAWS RAW(DG EX TOUR ISSUE S200)
PT:オデッセイ TRI-HOT 5K THREE
BALL:キャロウェイ CHROME SOFT X

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