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クラブもスイングも原点回帰 ボギーを打たない今平周吾のリスクマネジメント

クラブもスイングも原点回帰 ボギーを打たない今平周吾のリスクマネジメント

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月16日 18時11分

安定感ピカイチ 今平周吾が今季3勝目を虎視眈々と狙う
安定感ピカイチ 今平周吾が今季3勝目を虎視眈々と狙う (撮影:米山聡明)
ANAオープン 2日日◇16日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>

2018年、19年の賞金王・今平周吾が5連続を含む8バーディ・ボギーなしの「64」をマークして、トータル15アンダー。3位タイから首位と1打差の単独2位に浮上した。17年大会のプレーオフでの敗戦を含む、3度のトップ10入りを経験する相性のいい大会で今季3勝目を狙う。

今平周吾の“珍練習” じょうろでじょーろじょろ【写真】

「今週はボギーを打たないことを目標にやっているので、それがうまくハマっています」と初日も7バーディ・ボギーなし。2日続けてボギーフリーで駆け抜けた。ボギーを打たないためにティショットから頭を使っている。

ドライバーを使えば2打目はウェッジで打てる距離まで運べるパー4でも、ドライバーショットのランディングエリアが狭ければ、フェアウェイキープを優先してユーティリティを使用するホールもある。トラブルを回避するリスクマネジメントで高いパーオン率を生み出す。2打目で180ヤードが残っても、ここ数試合好調のアイアンショットでピンを刺してスコアを伸ばした。

クラブとスイングをチェンジしたことで、アイアンショットの切れ味が増した。5月に2週連続優勝を果たしたときには、ヤマハの最新モデル『RMX VDツアーモデル』アイアンを投入。打感もよく気に入っていたが、8月の「セガサミーカップ」で賞金王時代から使用するヤマハ『RMX116 ツアーブレード』に戻した。その理由は「気分転換的なモノと、洋芝だと刺さるイメージがあったので前のモデルにしました。古いモノは使い込んでいるのでソール部分が丸くて、洋芝でも抜けがいい」。今回の輪厚攻略にはうってつけだった。

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